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今夜は満月
7月の満月は別名「バックムーン」とも

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2023/07/03 06:56 ウェザーニュース

今日7月3日(月)は満月です。満月は夕方の日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の明け方の日の出の頃に西の空に沈みます。

7月の満月はアメリカの農事暦で「バックムーン」とも呼ばれます。
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梅雨入りしている地域でも見られるチャンスあり!

今日は中四国~近畿、東海は満月がバッチリ見られそうです。

関東は各地で雷雨の可能性がありますが、雷雨エリア以外では見られる可能性があります。

北日本は雲が多めながら、隙間や雲越しにチャンスあり。

九州は南部ほど梅雨前線の影響で雨雲がかかり、満月を見るのは難しそうです。
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▼各地の日の入り時刻・月の出時刻
根室 日の入り 19時01分 月の出 19時22分
仙台 日の入り 19時03分 月の出 19時19分
東京 日の入り 19時00分 月の出 19時14分
大阪 日の入り 19時15分 月の出 19時28分
福岡 日の入り 19時32分 月の出 19時46分
那覇 日の入り 19時25分 月の出 19時34分
» 各地の日の出日の入り・月の出月の入り時刻

7月の満月、英語で”Buck Moon”

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農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは7月の満月を「バックムーン(Buck Moon/男鹿月)」と呼ぶことがあるそうです。

7月は雄ジカ(=バック)のツノが生え変わる時期であることから、この名前がつけられたと言われています。
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満月とは

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太陽、月、地球の位置関係
満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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参考資料など

The Old Farmers' Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/