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北日本は昼頃から局地的に激しい雨
梅雨前線上の低気圧が通過

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2023/06/30 08:36 ウェザーニュース

今日30日(金)は日本海に梅雨前線が伸びています。その梅雨前線上の低気圧が午後にかけて北日本を通過し、局地的に激しい雨を降らせる可能性があるため警戒が必要です。

低気圧の周辺に発達した積乱雲

低気圧は今朝の時点で能登半島の沖を東北東に進んでいます。南からは非常に暖かく湿った空気が強く流れ込んでいるため、低気圧の周辺では雨雲が発達しやすい状況です。

気象衛星・ひまわり9号による雲画像では、低気圧の東側から南側にかけて、活発な積乱雲が確認できます。

すでに発達した雨雲の一部は秋田県などにかかり始めており、低気圧の東進に伴って午後はさらに広い範囲で雨が強まる見込みです。
» 雨雲レーダー» 雨雲レーダー

短時間の強雨による道路冠水などに警戒

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30日(金)午後の雨雲の予想
東北の日本海側は昼過ぎにかけて活発な雨雲が通過し、夕方には北海道の道南へと移動していきます。夜は北海道の道東でも雨の強まる所がある予想です。

局地的には1時間に30~50mmの激しい雨の降るおそれがあり、強雨の時間がそれほど長くはなくても、道路冠水が発生したり、中小河川や用水路などが急激に増水することが考えられます。

また、雨のピークのタイミングでは視界も悪くなりますので、特に車を運転する場合は速度を控えめにするなど安全を心がけてください。
» 大雨ピンポイント影響予測(会員向け)

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構