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九州から北陸の所々で雨
奄美大島は再び激しい雨に警戒

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2023/06/21 16:47 ウェザーニュース

今日21日(水)は夕方になって、九州から北陸の所々で雨が降っています。奄美大島には再び活発な雨雲がかかりやすくなってきました。引き続き土砂災害の発生に厳重な警戒が必要です。

強い雨は局地的

梅雨前線は引き続き、九州南岸から本州の南の海上に停滞しています。また、朝鮮半島付近には上空に寒気を伴った低気圧があって、そこからのびる前線の雨雲が西日本を中心に広がっている状況です。午前中に比べると雨雲は東へ拡大し、近畿や東海、北陸でも所々で雨が降っています。

雨雲には隙間が多いものの、湿った空気が流れ込みやすいところでは雨が強まっています。山口県・羅漢山(らかんざん)では16時20分までの1時間に9.0mmの雨を観測しました。
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奄美大島は今夜いっぱい活発な雨雲の通り道

昨日から断続的な激しい雨に見舞われている奄美大島は、この後再び梅雨前線に伴う活発な雨雲が通過する予想です。雨雲はゆっくりと東に進むとみられ、同じような場所で強い雨が降り続く可能性があります。

これまでの大雨ですでに地盤が緩んでいるところもあり、土砂災害の危険度が高い状況です。前線が奄美大島から離れる深夜までは、特に災害の発生に警戒してください。
» 現在の土砂災害危険度

明日は雨の範囲が東へ拡大

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22日(木)17時の雨雲の予想
明日22日(木)になると、梅雨前線上の低気圧の東進に伴って雨の範囲はさらに東へ拡大し、朝は近畿や東海、北陸などで本降りの雨になります。特に太平洋側は、強い雨や雷に注意が必要です。

関東も昼頃には雨が降り出し、帰宅時間には本降りの雨になるとみています。外出時に雨が降っていなくても、傘を忘れずにお持ちください。

西側の梅雨前線は沖縄本島付近まで南下するため、奄美大島の雨はようやく落ち着く見込みです。
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