週に1回以上の頻度で洗濯している人は全体の3割ほどですが、夏場のシーツは1週間使用しただけでも目に見えない汚れが付着しています。ライオン株式会社お洗濯マイスターの大貫和泉さんに、汚れやすい場所や洗濯でよりきれいに汚れを落とすための洗い方など教えていただきます。
汚れやすいのは枕側? 足側?
シーツの洗い時に悩むことはないでしょうか。大貫さんは、「シーツは見た目は汚れていないようでも、就寝中の汗や皮脂が付着している」といいます。
ライオンの研究所で、1週間使用したシーツの汚れに特殊な試薬で染色してみたところ、全体に汚れが付着しているのが分かりました。特に目立ったのが、足元の汚れです。
ライオンの研究所で、1週間使用したシーツの汚れに特殊な試薬で染色してみたところ、全体に汚れが付着しているのが分かりました。特に目立ったのが、足元の汚れです。
「この写真は冬期に新品のシーツを使用し、実験者は長袖・長ズボンのパジャマを着用して就寝したものです。頭の周囲と足元が汚れているのがわかります。
就寝する環境やパジャマ、個人によって汚れ方に差はありますが、使用したシーツは見た目がきれいでも汚れているものなのです。特に暑い夏は、一晩で約500〜1000mlもの汗をかくといわれています。洗濯せずに使い続ければ、嫌なにおいや黄ばみの原因となります」(大貫さん)
毎日使うシーツは、こまめに洗濯した方が良さそうです。
就寝する環境やパジャマ、個人によって汚れ方に差はありますが、使用したシーツは見た目がきれいでも汚れているものなのです。特に暑い夏は、一晩で約500〜1000mlもの汗をかくといわれています。洗濯せずに使い続ければ、嫌なにおいや黄ばみの原因となります」(大貫さん)
毎日使うシーツは、こまめに洗濯した方が良さそうです。
シーツをすっきり洗うポイント
せっかく洗濯するならできるだけきれいに洗い上げたいものです。上手な洗濯の方法を教えていただきましょう。
(1)部分汚れや黄ばみに前処理
シミや黄ばみなど目立つ汚れがある場合は、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を塗布します。皮脂による黄ばみなど広く汚れている場合は、洗剤と液体酸素系漂白剤で洗剤液を作り、30分〜2時間つけ置き洗いにします。
「血液汚れの場合は、水で汚れを洗い流してから液体酸素系漂白剤をつけます。血液にお湯を使うと汚れが落ちにくくなるので40℃以下の水で洗いましょう」(大貫さん)
(2)洗濯ネットに入れる
汚れが表に出るようにたたんで入れます。
「タグに『洗濯ネット使用』の注意書きがある場合やシワが気になる場合は洗濯ネットに入れます。汚れている部分が外側になるようにたたんで入れると、汚れ落ちがよくなります」(大貫さん)
(3)洗濯してすぐに干す
汚れた部分を洗濯槽の下側に入れて洗濯します。
「洗濯槽のなかで、パルセーター(回転板)に近い方が水流が強く、よく洗浄できます。シーツの汚れている部分を下に入れましょう。なお、洗い終わったらすみやかに干しましょう」(大貫さん)
健康な生活に睡眠は欠かせません。清潔なシーツで心地よく眠れるようにしたいですね。
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(1)部分汚れや黄ばみに前処理
シミや黄ばみなど目立つ汚れがある場合は、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を塗布します。皮脂による黄ばみなど広く汚れている場合は、洗剤と液体酸素系漂白剤で洗剤液を作り、30分〜2時間つけ置き洗いにします。
「血液汚れの場合は、水で汚れを洗い流してから液体酸素系漂白剤をつけます。血液にお湯を使うと汚れが落ちにくくなるので40℃以下の水で洗いましょう」(大貫さん)
(2)洗濯ネットに入れる
汚れが表に出るようにたたんで入れます。
「タグに『洗濯ネット使用』の注意書きがある場合やシワが気になる場合は洗濯ネットに入れます。汚れている部分が外側になるようにたたんで入れると、汚れ落ちがよくなります」(大貫さん)
(3)洗濯してすぐに干す
汚れた部分を洗濯槽の下側に入れて洗濯します。
「洗濯槽のなかで、パルセーター(回転板)に近い方が水流が強く、よく洗浄できます。シーツの汚れている部分を下に入れましょう。なお、洗い終わったらすみやかに干しましょう」(大貫さん)
健康な生活に睡眠は欠かせません。清潔なシーツで心地よく眠れるようにしたいですね。
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参考資料など
取材協力/ライオン株式会社(生活情報サイト「Lidea」)