緊急地震速報と震度速報(地震情報)の違い
緊急地震速報は、最初に地震の揺れが観測された直後に各地の揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせる仕組みのことです。地震発生を予知しているわけではないため、震源に近いところでは速報が間に合いませんが、震源から離れた場所では強い揺れが到達する前に身構えることが可能になります。ただ、あくまで予測であるため、誤差が生じます。
実際に観測された震度の情報は、地震の発生から約1分半後に「震度速報」として発表されます。一般に地震情報と呼ばれるのは、この震度速報以降に発表される各情報のことをさします。
地震発生 → 緊急地震速報 → 震度速報 → 震源に関する情報 → 震源・震度情報
実際に観測された震度の情報は、地震の発生から約1分半後に「震度速報」として発表されます。一般に地震情報と呼ばれるのは、この震度速報以降に発表される各情報のことをさします。
地震発生 → 緊急地震速報 → 震度速報 → 震源に関する情報 → 震源・震度情報
緊急地震速報は最大予測震度が5弱以上の場合などに発表
携帯電話やスマホに緊急地震速報の通知が出るのは、エリアメールや緊急速報メールという、携帯電話会社(通信キャリア)のサービスです。気象庁が緊急地震速報(警報)を発表した地域内にある端末に向けて、一斉に通知が発信されます。
緊急地震速報(警報)の発表される条件は、「最大震度が5弱以上」または「長周期地震動階級3以上」と予想される地震で、「震度4以上」または「長周期地震動階級3以上」が予想される地域に対して発表されることになっています。(他にも詳細条件あり)
今回の地震では、以下のような分布で強い揺れが予想されたため、これらの地域で携帯やスマホが鳴動したというわけです。
<警報対象の地域>
胆振地方中東部 石狩地方中部 石狩地方南部 日高地方西部 空知地方南部 日高地方中部 胆振地方西部 石狩地方北部 後志地方東部 後志地方北部 日高地方東部 渡島地方東部 上川地方南部 十勝地方北部 後志地方西部 渡島地方北部 十勝地方南部 空知地方北部 留萌地方南部 檜山地方 十勝地方中部 青森県下北 上川地方北部 青森県津軽北部 青森県三八上北 空知地方中部 留萌地方中北部
緊急地震速報(警報)の発表される条件は、「最大震度が5弱以上」または「長周期地震動階級3以上」と予想される地震で、「震度4以上」または「長周期地震動階級3以上」が予想される地域に対して発表されることになっています。(他にも詳細条件あり)
今回の地震では、以下のような分布で強い揺れが予想されたため、これらの地域で携帯やスマホが鳴動したというわけです。
<警報対象の地域>
胆振地方中東部 石狩地方中部 石狩地方南部 日高地方西部 空知地方南部 日高地方中部 胆振地方西部 石狩地方北部 後志地方東部 後志地方北部 日高地方東部 渡島地方東部 上川地方南部 十勝地方北部 後志地方西部 渡島地方北部 十勝地方南部 空知地方北部 留萌地方南部 檜山地方 十勝地方中部 青森県下北 上川地方北部 青森県津軽北部 青森県三八上北 空知地方中部 留萌地方中北部
実際に観測された震度は次の通りでした。
■震度5弱
石狩地方南部 胆振地方中東部 日高地方東部
■震度4
石狩地方中部 渡島地方東部 空知地方南部 日高地方西部 日高地方中部 十勝地方中部 十勝地方南部 釧路地方中南部 青森県三八上北 青森県下北
また、観測された長周期地震動階級は次の通りでした。
■長周期地震動階級1
【北海道】
石狩地方南部 後志地方東部 胆振地方中東部 日高地方中部 十勝地方中部
■震度5弱
石狩地方南部 胆振地方中東部 日高地方東部
■震度4
石狩地方中部 渡島地方東部 空知地方南部 日高地方西部 日高地方中部 十勝地方中部 十勝地方南部 釧路地方中南部 青森県三八上北 青森県下北
また、観測された長周期地震動階級は次の通りでした。
■長周期地震動階級1
【北海道】
石狩地方南部 後志地方東部 胆振地方中東部 日高地方中部 十勝地方中部
もう一種類の緊急地震速報
携帯電話会社が発信するエリアメールや緊急速報メールとは別に、緊急地震速報の通知を受け取るサービスもあります。ウェザーニュースでもPC向け、スマホ向けに専用のアプリを提供しているほか、緊急地震速報利用者協議会のサイトから各事業者のサービスを確認可能です。
これらは気象庁が発表する緊急地震速報(予報)という情報を元にしています。緊急地震速報(警報)の基準よりも小さい揺れであっても発表され、より詳細な情報を確認することが可能ですが、1つの地震について精度の低いうちから数回(5~10回程度)情報が更新されるなど、利用に際してはその特性の理解が必要といえます。
これらは気象庁が発表する緊急地震速報(予報)という情報を元にしています。緊急地震速報(警報)の基準よりも小さい揺れであっても発表され、より詳細な情報を確認することが可能ですが、1つの地震について精度の低いうちから数回(5~10回程度)情報が更新されるなど、利用に際してはその特性の理解が必要といえます。