埼玉・東京 綾瀬川が氾濫のおそれ 警戒レベル4相当の氾濫危険情報発表
2023/06/03 03:03 ウェザーニュース
大雨の影響で埼玉県から東京都に流れる綾瀬川(谷古宇区間)が増水し、氾濫危険情報(警戒レベル4相当)が発表されました。
氾濫危険水位に達したのは綾瀬川の谷古宇水位観測所(埼玉県草加市)で、もし氾濫が発生すると埼玉県草加市、越谷市、八潮市、東京都足立区、葛飾区などで浸水被害が発生するおそれがあります。
夜中に避難所へ移動することは危険を伴うため、少しでも崖や斜面から離れた場所や浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごすようにしてください。
なお、近くを流れる中川も同様に増水していて、氾濫危険情報(警戒レベル4相当)が発表されています。
» 雨雲レーダー
雨量かさむ 土砂災害にも警戒を
万之瀬川流域の周辺では、降り続く大雨により土砂災害の発生する危険性も非常に高くなっています。
8時10分現在、鹿児島県と鹿児島地方気象台は共同で、以下の地域に土砂災害警戒情報を発表中です。
鹿児島市 枕崎市 阿久根市 指宿市 薩摩川内市 薩摩川内市甑島 日置市 いちき串木野市 南さつま市 南九州市 姶良市 さつま町
崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。
特別警報が警報に切り替えられた後も断続的に雨
広島市では昨日13日(金)に大雨特別警報が発表されていましたが、警報に切り替えられています。警報に切り替えられた後も断続的に来雨が強まっています。
この先、雨がやんでからも数時間から数日は水位の高い状況が続くため、様子が気になっても見に行ったりしないようにしてください。また、支流の河川でも排水ができずに増水や氾濫が発生するおそれがあるため、本流から離れた場所でも警戒が必要です。
広島県内では今日いっぱい大雨に警戒が必要です。明日は一旦小康状態となる見込みですが、その後は来週前半にかけて断続的に雨が降る見通しです。
台風2号の影響で梅雨前線が活発化
ウェザーニュースアプリより
本州付近に停滞する梅雨前線に向かって、台風2号の周囲をまわる湿った空気が流れ込み、雨雲が発達して西日本〜東日本の広範囲で雨が強まっています。
関東甲信地方では雨のピークは今日3日(土)午前中にかけて続くとみられ、川の水位は今後さらに上昇するおそれがあります。
状況が気になっても川の様子を見に行ったりしないようにしてください。
» 河川水位・ライブカメラ土砂災害の危険度も高まっています。崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。
線状降水帯による大雨が続く
大分県では線状降水帯が解析されていて、多いところで1時間に110mmの猛烈な雨が降っています。今日午前中は、断続的に激しい雨が続く可能性があります。
この先、雨が弱まっても、数時間以上は水位の高い状況が続くため、様子が気になっても見に行ったりしないようにしてください。また、支流の河川でも排水ができずに増水や氾濫が発生するおそれがあるため、大きな川から離れた場所でも警戒が必要です。
自治体からの避難指示等に従い、浸水想定区域などにお住まいの方はレベル5を待たずに安全な場所へ避難をするようにしてください。避難所までの経路の安全が確実でない場合は、自宅の中で斜面から離れた上の階で身の安全の確保をしてください。