facebook line twitter mail

東海を中心に引き続き大雨災害に警戒
関東は明日朝まで激しい雨のおそれ

top

2023/06/02 19:56 ウェザーニュース

今日2日(金)の夜になっても梅雨前線の活動は活発です。東海地方を中心に1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降っており、災害発生の危険性が高い状態が続いています。

愛知県から静岡県に発達した雨雲の帯

上空の気圧の谷や台風2号の東進に伴い、梅雨前線周辺の発達した雨雲は東日本の太平洋側を中心に広がっています。

特に風の収束が強い東海地方で雨雲が発達していて、19時30分までの1時間には愛知県新城市で68.0mm、静岡県浜松市・熊で51.5mmの非常に激しい雨、豊橋市で37.0mm、静岡市・清水で30.5mmの激しい雨を観測しました。24時間雨量は一部で400mmを超え、観測史上1位の記録を更新した所があります。

大雨によって大きな河川も水位が上昇し、愛知県内や静岡県内を流れる河川に氾濫危険情報が発表中です。土砂災害の危険度も静岡県の広範囲で非常に高くなっています。

関東でも局地的に雨が強まり、さらに日本海から別の低気圧が近づいている北陸や東北でも所々で土砂降りの雨になっています。
» 雨雲レーダー» 雨雲レーダー

夜間の災害発生に警戒を

box2
土砂災害危険度マップ
東海地方では今夜遅くから明日3日(土)の早朝にかけて雨雲の帯が停滞し、関東でも明日の未明から朝に、再び雨が強まる見込みです。

東海の多い所ではさらに100~150mmの雨が予想され、総雨量が500mmを超える記録的な大雨となるおそれがあります。土砂災害や河川の氾濫といった大きな災害につながる懸念がありますので、今夜は安全な所で過ごすようにしてください。

関東は明日の朝も雨が強く降る所があり、短時間の強雨によって道路冠水などが発生してもおかしくありません。外出を予定している方は、早めに準備を行い、最新の雨の状況などの確認が必要です
» 大雨ピンポイント影響予測(会員向け)
» GPS検索 ピンポイント天気予報» ピンポイント天気予報