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南からの風で梅雨前線に水蒸気が次々流入
雨雲を発達させ大雨に

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2023/06/02 13:34 ウェザーニュース

今日2日(金)は梅雨前線の活動が活発になっています。台風2号と太平洋高気圧の間を吹く南寄りの風が、大量の水蒸気を送り込んでいるためです。西日本や東日本は、今夜にかけても大雨に警戒が必要です。

水蒸気を送り込む風の流れ

日本付近の風の流れを見ると、九州の南を進む台風2号と、太平洋高気圧の間に赤色やオレンジ色で示された、風の強い領域がみられます。日本付近に停滞する梅雨前線に向かって、大量の水蒸気を南から運ぶ役割を果たしています。

水蒸気の供給によって梅雨前線の周辺では雨雲が発達し、各地に大雨を降らせている状況です。

今後は台風の東進と梅雨前線の南下によって、水蒸気の流入は東日本が中心になります。東海や関東甲信で雨が強まる見込みです。
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今夜にかけても大雨に警戒を

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夕方の時点では近畿から東海、関東にかけて活発な雨雲が予想されています。

朝から断続的に雨が降っていることで、すでに総雨量が増加している所に、さらに1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る所がある見込みです。

土砂災害や河川の増水、氾濫、大規模な道路冠水などの大雨災害の発生のおそれがありますので、警戒を続けてください。
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