facebook line twitter mail

★6月の天体イベント★
月や惑星に注目!日没後や明け方の空で接近

top

2023/06/03 14:39 ウェザーニュース

6月は日没後や明け方の空で惑星が輝きます。月と接近するタイミングもあるため注目です。

6月の満月、アメリカでは“Strawberry Moon”

box0
農事暦における満月の呼び方
6月の月は、4日(日)12時42分頃に満月の瞬間を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは6月の満月を「ストロベリームーン(Strawberry Moon/苺月)」と呼ぶことがあるそうです。

実際に月がイチゴのような色に見えるわけではありません。昇りたてのお月さまはイチゴのように赤っぽい色に見えますが、これはこの時期特有のことではなく、夕焼けが赤く見えるのと同じ原理です。

金星が東方最大離角

box1
6月4日 20時30分頃 西~西北西の空(東京)
6月4日(日)の夕方~宵の西の空で、宵の明星の「金星」が「東方最大離角(※)」を迎えます。金星はマイナス4.3等と非常に明るく輝き、いつもよりも高度が高いため、一段と目を引きそうです。金星の近くでは火星も輝きます。

金星は7月1日(土)に火星と最接近し、7月7日(金)には最大光度を迎えます。晴れた日は見頃の金星に注目です。

▼4日(日)に沈む時刻(東京)
金星 22:11、火星 22:38

(※)東方最大離角
地球から見て金星が太陽から東側に最も離れる現象のこと。
地球の内側を公転する金星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の空(宵の明星)か、日の出前の東の空(明けの明星)にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、普段よりも空高くまで昇るため観測チャンスとなります。

月が土星と接近

box2
6月9日~12日 3時頃 南東の空(東京)
6月は深夜~明け方に、東~南東の空で「土星」を見ることができます。

土星は1等ほどの明るさですが、周辺にある明るい星はみなみのうお座の1等星「フォーマルハウト」だけのため、見つけるのはそれほど難しくなさそうです。

10日(土)は明け方にかけて、月が土星と接近します。月は11日(日)に下弦を迎えるため明るく、接近時は土星が少し見づらいかもしれませんが、寄り添う姿に注目です。

▼9日(金)に昇る時刻(東京)
月 23:41、土星 23:35

細い月が木星と接近

box3
6月13日~15日 3時頃 東の空(東京)
6月は未明~明け方に、東の低空で「木星」が輝きます。木星は約マイナス2等もの明るさで輝くため、低空でも目を引きそうです。

14日(水)未明~明け方には、月が木星に接近した様子を見ることができます。東の空が開けた場所から、月と木星の接近をお楽しみください。

▼14日(水)に昇る時刻(東京)
月 1:33、木星 1:51、太陽 4:25

細い月が金星と火星に接近

box4
6月21日~23日 20時30分頃 西の空(東京)
6月は日の入りの後の西の空で「金星」と「火星」」が輝きます。

金星はマイナス4等以上もの明るさで輝くため、空の中でもひと際に目を引きそうです。一方、火星は2022年12月に地球に最接近してから半年が経ち、明るさは約2等まで暗くなっています。

22日(木)には細い月が金星と火星に接近します。明るい金星と月が近づく様子は目を引きそうです。月の左下には火星の姿もありますが、暗いため金星よりも探すのが難しいことが予想されます。月や金星との位置関係を把握して、火星も探してみてください。

▼22日(木)に沈む時刻(東京)
月 22:10、金星 21:46、火星 21:59

参考資料など

国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/