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注ぎ方で味が変わる!? 美味しいお茶を淹れるためのゴールデンルールとは

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2023/05/28 05:15 ウェザーニュース

毎年4月下旬から5月にかけて始まる茶摘みは、その後も次々と芽吹く茶葉を収穫して、6月初旬まで「新茶」として出回ります。皆さんはもう、今年の新茶を飲まれましたか?

高級茶の産地として知られる福岡県八女市で、緑茶や緑茶加工品の製造・販売を行っている株式会社星野製茶園に、美味しいお茶の淹れ方を教えていただきました。

美味しいお茶に最適な水と温度

美味しいお茶を淹れるには、水も大切です。どのような水を用意すればいいのでしょうか。

「緑茶を楽しむには、山水やミネラルウォーター(軟水)を使うのが望ましいのですが、一般のご家庭の水道水でも『家庭用浄水器』や『浄水ポット』を使うことで、十分美味しい水になります。

水道水に添加されている消毒のための塩素(カルキ)は、美味しいお茶の大敵です。浄水器・浄水ポットを使用すると、塩素は90%以上除去され、ミネラルウォーターにも負けないような美味しい水に生まれ変わります。

煎茶の場合、用意するお湯の温度は70~80℃が目安です」(星野製茶園)

美味しいお茶の淹れ方

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煎茶の美味しい淹れ方を教えてください。

「沸騰したお湯を茶碗に八分目まで注ぎ、70~80℃まで冷まします。適量の茶葉を急須に入れます。目安は3人分で6g(家庭にある大さじで2杯分)です。

湯冷ましした茶碗のお湯を急須に注ぎ、60秒くらい(深蒸し茶は30秒)、お茶が浸出するのを待ちます。

少量ずつ茶碗に注ぎます。数人分注ぎ分けるときは少量ずつ注ぎ分け、味を均等にします」(星野製茶園)

また、重要なのが、急須に残すことなく注ぎ切ることだそうです。

最後の一滴までしっかり注ぎ切るようにしてください。急須にお湯が残っていると、お茶の成分が浸出し、2、3煎目がおいしくなくなるからです。2、3煎目は、お湯を入れてから30秒ほど待って注ぎましょう」(星野製茶園)

玉露の場合はどう淹れるか

玉露の美味しい淹れ方も教えていただきました。

「湯冷ましにお湯を入れて冷まします。並級茶は60℃くらい、上級茶は50℃くらいにしてください。それを玉露用の小さめの茶碗に七分目(約20ml)ほど注ぎます。

次に茶葉を急須に入れます。目安は3人分で6~8g(家庭にある小さじで4杯分)です。冷ました茶碗のお湯を急須に注ぎ、2分くらいお茶が浸出するのを待ちます。あとは煎茶と同じように注ぎ分けます」(星野製茶園)

美味しいお茶の淹れ方を知ると、おもてなしで試してみたくなるものです。自宅で一息つくティー​タイムに、今回紹介した淹れ方を試してみませんか。
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