竹の皮には通気性と抗菌作用がある
竹の皮が包装材として優れている理由には、竹の皮に含まれる成分が関係しているようです。
「竹の皮にはフラボノイドや高級脂肪酸、葉緑素などが含まれているので、抗菌効果があるといわれています。また眼に見えない穴が開いていて通気性がある上に、表面が蝋(ろう)のような成分で覆われているので、撥水性もあります。この性質を利用して、一説には鎌倉時代から包装材として活用されてきたと言われています。
この優れた性質から、温かいおにぎりを包んでも、蒸気を適度に外に出すために蒸れることなく、乾燥しすぎることもなく、そのうえ抗菌効果があり、自然な状態が保たれるので、時間が経っても美味しくいただけるのです」(山岸さん)
「竹の皮にはフラボノイドや高級脂肪酸、葉緑素などが含まれているので、抗菌効果があるといわれています。また眼に見えない穴が開いていて通気性がある上に、表面が蝋(ろう)のような成分で覆われているので、撥水性もあります。この性質を利用して、一説には鎌倉時代から包装材として活用されてきたと言われています。
この優れた性質から、温かいおにぎりを包んでも、蒸気を適度に外に出すために蒸れることなく、乾燥しすぎることもなく、そのうえ抗菌効果があり、自然な状態が保たれるので、時間が経っても美味しくいただけるのです」(山岸さん)
包装材には真竹(まだけ)の皮が一般的
竹にはさまざまな種類があります。どんな種類の竹の皮がよいのでしょうか。
「孟宗竹(もうそうちく)は、竹が茎の部分(稈/かん)が太いので皮も幅が広く、節と節の間が狭く、皮がやや短めです。これに対し、真竹は孟宗竹より稈が細く、節と節の間が長いので、竹の皮も幅が適度に細く、全長が長いのが特徴です。
このため、一般的には真竹の皮が包装材として用いられているのです。わずかですが現在でも流通している国産の竹の皮も、真竹です。国産物は値段が高めですが、独特の斑点模様が美しく、食べ物を美味しく見せてくれます」(山岸さん)
「孟宗竹(もうそうちく)は、竹が茎の部分(稈/かん)が太いので皮も幅が広く、節と節の間が狭く、皮がやや短めです。これに対し、真竹は孟宗竹より稈が細く、節と節の間が長いので、竹の皮も幅が適度に細く、全長が長いのが特徴です。
このため、一般的には真竹の皮が包装材として用いられているのです。わずかですが現在でも流通している国産の竹の皮も、真竹です。国産物は値段が高めですが、独特の斑点模様が美しく、食べ物を美味しく見せてくれます」(山岸さん)
蒸し料理や電子レンジもOK
竹の皮はおにぎりを包むだけでなく、いろいろな使い方ができるそうです。
「熱に強く、蒸気を適度に通すので、蒸し料理にも向いています。例えばおこわを竹の皮で包んで蒸し上げると、本格的な中華ちまきが出来上がります。竹の皮の効果でしっとり、そしてふっくらモチモチに仕上がります。
また、冷たくなったおにぎりを包んで電子レンジにかけることもできます。水分が飛ぶことがなく蒸したように温めることができます。
竹の皮で食材を包む際にはひもが必要ですが、これも竹の皮なら大丈夫。端を1cmぐらいの幅で割けば、切れることのない丈夫なひもが出来上がります。また一度使った皮は、中性洗剤をつけたスポンジで軽く洗って干せば何回も使えます」(山岸さん)
天然の素材で食材を美味しく包む、エコな竹の皮。一度使うとその魅力にひかれる方も多いといいます。“温故知新”の心でふれてみてはいかがでしょうか。
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「熱に強く、蒸気を適度に通すので、蒸し料理にも向いています。例えばおこわを竹の皮で包んで蒸し上げると、本格的な中華ちまきが出来上がります。竹の皮の効果でしっとり、そしてふっくらモチモチに仕上がります。
また、冷たくなったおにぎりを包んで電子レンジにかけることもできます。水分が飛ぶことがなく蒸したように温めることができます。
竹の皮で食材を包む際にはひもが必要ですが、これも竹の皮なら大丈夫。端を1cmぐらいの幅で割けば、切れることのない丈夫なひもが出来上がります。また一度使った皮は、中性洗剤をつけたスポンジで軽く洗って干せば何回も使えます」(山岸さん)
天然の素材で食材を美味しく包む、エコな竹の皮。一度使うとその魅力にひかれる方も多いといいます。“温故知新”の心でふれてみてはいかがでしょうか。
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*草木によるかぶれなどアレルギーをお持ちの方は念のため取り扱いにご注意ください。