南太平洋 トンガ諸島でM7.6の深発地震 津波の心配なし
2023/05/11 01:12 ウェザーニュース
日本時間の5月11日(木)1時02分頃、海外で規模の大きな地震がありました。震源地は南太平洋(トンガ諸島)で、震源の深さは約210km、地震の規模(マグニチュード)は7.6と推定されます。震源が深かったため、この地震による津波の心配はありません。
※震源は米国地質調査所国立地震情報センター(USGS, NEIC)による。
<更新>気象庁は1時31分に「遠地地震に関する情報」を発表しました。この地震による津波の心配はありません。
バヌアツなどで津波を観測
この地震により、震源近傍では最大で0.04mの海面変動が観測されました。
観測された津波の高さ(3時28分 PTWC発表)
0.78m バヌアツ タンナ島
0.75m ニュージーランド グレートバリア島
0.48m 豪領ノーフォーク島 キングストン
0.29m 仏領ニューカレドニア ウワンヌ
震源近傍で津波の可能性
日本の沿岸では津波被害の心配なし
気象庁によると、国内で若干の海面変動が予想される沿岸は次のとおりです。
震源近傍では“日本での震度4〜5弱”程度の揺れか
米国地質調査所国立地震情報センター(USGS, NEIC)によると、震央付近の陸地では最大で改正メルカリ震度階級のⅥ程度の強さの揺れ方になったと解析されています。
厳密な比較はできないものの、日本の気象庁震度階級に換算すると震度4〜震度5弱程度に相当する揺れと考えられます。
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揺れによる被害もない見込み
地震の規模(マグニチュード)は比較的大きかったものの、震源が深かったため地表に伝わった揺れは小さいとみられ、揺れによる被害もないものと考えられます。
なお、一般的には深発地震の場合は余震が少ない傾向があるといわれます。
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