5月は心身の不調があらわれやすい
5月は心身の疲れを感じる人が多くなる時期です。朝から疲れている、何もやる気がしない、食欲が落ちる、眠れないということはないでしょうか。徐々に体調が悪くなり、五月病へとつながってしまうおそれがあるかもしれません。
「この時期の心身の不調は珍しいものではありません。新年度のスタートという変化がストレスとなり、春の寒暖差や気圧変動なども知らず知らずのうちに負担となっています。緊張の糸が切れやすい5月に心身の不調としてあらわれやすいのです。
気持ちの落ち込みだけでなく、下痢や便秘、腹痛などになることもあります。心身のメンテナンスのためにも、お腹から体をいたわってあげましょう」(草間先生)
「この時期の心身の不調は珍しいものではありません。新年度のスタートという変化がストレスとなり、春の寒暖差や気圧変動なども知らず知らずのうちに負担となっています。緊張の糸が切れやすい5月に心身の不調としてあらわれやすいのです。
気持ちの落ち込みだけでなく、下痢や便秘、腹痛などになることもあります。心身のメンテナンスのためにも、お腹から体をいたわってあげましょう」(草間先生)
腸の健康が心にも影響?
心の問題なのに、なぜお腹なのでしょうか。
「腸は、『第2の脳』と呼ばれることがあるように、人の感情や体に大きな影響を与えるものです。
腸は自律神経(交感神経と副交感神経)のコントロールを受けて活動しています。ストレスにより交感神経が過剰に活発になるなど自律神経のバランスが崩れると、腸の働きに悪影響があります。心配事があるときに便秘や下痢になるなど、実感したことのある方も多いでしょう。
さらに逆の関係もあり、腸が感知するものも脳に影響します。腸には1億個以上もの神経細胞があり、感知した情報を処理して副交感神経系の迷走神経を通して脳に伝達しています。この情報が感情にも大きな影響を与えることがわかってきているのです。
また、腸内に棲む微生物『腸内細菌』は、さまざまな神経伝達物質を作っており、これも感情に影響します。特に、『幸せホルモン』とも呼ばれるセロトニンは90%が腸内にあり、不足すると気持ちが落ち込んだり、不安を感じやすくなるとされています。
このように腸と脳はお互いに影響を与えあう『脳腸相関』にあり、お腹をケアすることは心にも“効く”ことなのです」(草間先生)
「腸は、『第2の脳』と呼ばれることがあるように、人の感情や体に大きな影響を与えるものです。
腸は自律神経(交感神経と副交感神経)のコントロールを受けて活動しています。ストレスにより交感神経が過剰に活発になるなど自律神経のバランスが崩れると、腸の働きに悪影響があります。心配事があるときに便秘や下痢になるなど、実感したことのある方も多いでしょう。
さらに逆の関係もあり、腸が感知するものも脳に影響します。腸には1億個以上もの神経細胞があり、感知した情報を処理して副交感神経系の迷走神経を通して脳に伝達しています。この情報が感情にも大きな影響を与えることがわかってきているのです。
また、腸内に棲む微生物『腸内細菌』は、さまざまな神経伝達物質を作っており、これも感情に影響します。特に、『幸せホルモン』とも呼ばれるセロトニンは90%が腸内にあり、不足すると気持ちが落ち込んだり、不安を感じやすくなるとされています。
このように腸と脳はお互いに影響を与えあう『脳腸相関』にあり、お腹をケアすることは心にも“効く”ことなのです」(草間先生)
腸に効く簡単ストレッチとマッサージ
ストレスなどで動きが悪くなった腸には、ほどよい刺激を与えることだといいます。
「腸を“正しく”動かすためのケアとして、簡単で効果的なのがストレッチとマッサージです。誰でも特別な道具なしに取り組めて、腸をしっかり刺激できます」(草間先生)
(2)両手を膝にかけ、息を吐きながらお腹の方に引き寄せる
(3)そのまま10秒キープする
(4)同様に反対の足も行い、交互に3〜5回繰り返す
(2)両足を揃えて、床から約10cm引き上げる
(3)そのまま10秒キープし、足を下ろす
(4)1〜3を10回繰り返す
(2)手のひらをおへその下にあて、時計回りにゆっくりくるくるとマッサージ
(3)お腹全体心地よくなるまで、3〜5分程度行う
「腸を刺激するストレッチとマッサージは、便秘解消にも役立ちます。朝食前やお風呂上がりなどリラックスできるタイミングで、1日3回行うようにします。
このほか腸内環境を整えるためには、食物繊維や乳酸菌やビフィズス菌を意識して摂ること、規則正しい生活で良い睡眠をとることなども大切です。
また、腸内の温度が36℃以下になると腸内細菌の活動やぜん動運動が悪くなります。この時期は寒暖差があって意外に冷やしやすいので、服装で調節したり温かい飲み物を選ぶなど気をつけましょう」(草間先生)
何か不安や異変を感じたら、その気持ちを無視しないことが大切です。自分自身をいたわって、元気に過ごせるようにしていきましょう。
» アプリ お天気ニュース記事一覧» お天気ニュース記事一覧
「腸を“正しく”動かすためのケアとして、簡単で効果的なのがストレッチとマッサージです。誰でも特別な道具なしに取り組めて、腸をしっかり刺激できます」(草間先生)
【足の曲げ伸ばし】
(1)あおむけに寝て、片方の膝を曲げる。(2)両手を膝にかけ、息を吐きながらお腹の方に引き寄せる
(3)そのまま10秒キープする
(4)同様に反対の足も行い、交互に3〜5回繰り返す
【椅子を使った腹筋トレーニング】
(1)椅子に深めに座り、両手で座面をつかむ(2)両足を揃えて、床から約10cm引き上げる
(3)そのまま10秒キープし、足を下ろす
(4)1〜3を10回繰り返す
【お腹くるくるマッサージ】
(1)仰向けに寝て、膝を立てる(2)手のひらをおへその下にあて、時計回りにゆっくりくるくるとマッサージ
(3)お腹全体心地よくなるまで、3〜5分程度行う
「腸を刺激するストレッチとマッサージは、便秘解消にも役立ちます。朝食前やお風呂上がりなどリラックスできるタイミングで、1日3回行うようにします。
このほか腸内環境を整えるためには、食物繊維や乳酸菌やビフィズス菌を意識して摂ること、規則正しい生活で良い睡眠をとることなども大切です。
また、腸内の温度が36℃以下になると腸内細菌の活動やぜん動運動が悪くなります。この時期は寒暖差があって意外に冷やしやすいので、服装で調節したり温かい飲み物を選ぶなど気をつけましょう」(草間先生)
何か不安や異変を感じたら、その気持ちを無視しないことが大切です。自分自身をいたわって、元気に過ごせるようにしていきましょう。
» アプリ お天気ニュース記事一覧» お天気ニュース記事一覧