花粉爆発のメカニズム
近年、花粉症の有病率は急激に上がっています。東京都健康安全研究センターによれば、都内における花粉症の有病率は1996年時点で19.4%だったのが、2006年に28.2%、2016年には48.8%にまで上昇しています。特に、直近10年間で20%も上昇し、その結果として都民の2人に1人は花粉症の可能性があるというのは驚きですね。
通常、花粉の大きさは直径約30μmで、これは一般のサージカルマスク等で充分に防ぐことができます。
しかし、花粉が“爆発”すると細かく砕け、その中に含まれているアレルゲン物質が微細化して、鼻や喉を通り抜けて気管支や肺に到達してしまうのです。
なぜ、花粉が“爆発”するのでしょうか。
「花粉が“爆発”するきっかけになるものとして、黄砂が広く知られています。他には自動車排気ガス、ゴミ焼却・工場排煙などの燃焼煙源からの硫酸塩や硝酸塩、金属成分などを含む微小粒子状物質(PM2.5)などが花粉表面を傷つけるのです」(王先生)
大気汚染物質が花粉に接触すると、非常に強固であるはずの花粉の細胞壁に亀裂が入ります。その亀裂から水分などを取り込み、内側から膨張、最後には破裂するといいます。
なぜ、花粉が“爆発”するのでしょうか。
「花粉が“爆発”するきっかけになるものとして、黄砂が広く知られています。他には自動車排気ガス、ゴミ焼却・工場排煙などの燃焼煙源からの硫酸塩や硝酸塩、金属成分などを含む微小粒子状物質(PM2.5)などが花粉表面を傷つけるのです」(王先生)
大気汚染物質が花粉に接触すると、非常に強固であるはずの花粉の細胞壁に亀裂が入ります。その亀裂から水分などを取り込み、内側から膨張、最後には破裂するといいます。
「PM2.5などの大気汚染物質に触れた花粉の約6~8割が“爆発”します。さらに危険なのは、花粉のアレルゲン物質が微細化したため、PM2.5中の硫酸塩などと一緒に空気中に浮遊するので、有害化学物質やアレルゲン物質も、1μm以下のPM1.0として放出されてしまうことです」(王先生)
どうやって対策する?
王先生は、基本的な対策として以下の対応を紹介しています。
・PM2.5や大気汚染が激しい日には不要不急の外出を避ける
・激しい運動から軽い運動へ(例:ジョギングから散歩へ)変更する
・交通量の多い沿道での運動を避ける
・帰宅後は手洗いやうがいを徹底する
・外気を取り入れないようにドアや窓を閉め、風が通る隙間もふさぐ
・PM2.5除去可能な空気清浄機を設置する
・花粉の時期には室内の床を二度ぶきする
など
「上記のような対策でPM2.5や花粉のアレルゲン微粒子が体内に吸入されないように注意しましょう。また、マスクの着用も対策として有効です」(王先生)
昨日12日(水)から黄砂が飛来しており、日本海側では視程5kmとなった時間もありました。今日も全国の広い範囲で霞んだ景色となりそうです。
雨上がりで花粉も飛散やすいため、外出する際はいつも以上に対策をとるように心がけてください。
>>ウェザーニュース 花粉飛散予想
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・PM2.5や大気汚染が激しい日には不要不急の外出を避ける
・激しい運動から軽い運動へ(例:ジョギングから散歩へ)変更する
・交通量の多い沿道での運動を避ける
・帰宅後は手洗いやうがいを徹底する
・外気を取り入れないようにドアや窓を閉め、風が通る隙間もふさぐ
・PM2.5除去可能な空気清浄機を設置する
・花粉の時期には室内の床を二度ぶきする
など
「上記のような対策でPM2.5や花粉のアレルゲン微粒子が体内に吸入されないように注意しましょう。また、マスクの着用も対策として有効です」(王先生)
昨日12日(水)から黄砂が飛来しており、日本海側では視程5kmとなった時間もありました。今日も全国の広い範囲で霞んだ景色となりそうです。
雨上がりで花粉も飛散やすいため、外出する際はいつも以上に対策をとるように心がけてください。
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