過去の記録をさらに1℃以上、上回る所も
日本付近は2月の終わり頃から暖かな空気が流れ込みやすくなり、3月は全国的に気温の高い日が続きました。3月30日(木)までの平均気温は日本列島のほぼ全域で平年を大きく上回り、平年に比べて3℃以上高い所も多くなっています。
札幌市は30日(土)時点の平均気温が、平年に比べて3.7℃高い4.8℃です。これまでの最高だった2021年よりも1.0℃も高くなりました。
そのほか、仙台市や東京都心、大阪市など34都道府県を代表する気象台や測候所で観測史上1位を更新する見込みです。極値に届いていない観測地点でも、千葉市や松山市などは過去最高に近く、今日の気温次第ではさらに地点が増える可能性があります。
札幌市は30日(土)時点の平均気温が、平年に比べて3.7℃高い4.8℃です。これまでの最高だった2021年よりも1.0℃も高くなりました。
そのほか、仙台市や東京都心、大阪市など34都道府県を代表する気象台や測候所で観測史上1位を更新する見込みです。極値に届いていない観測地点でも、千葉市や松山市などは過去最高に近く、今日の気温次第ではさらに地点が増える可能性があります。
寒気が流れ込みにくい気圧配置に
3月は日本列島の北東のカムチャッカ半島周辺で優勢な高気圧が形成されました。上空を吹くジェット気流は日本付近で北に大きく蛇行したため、特に北日本には寒気が流れ込みにくく、暖かな空気に覆われて気温の高い状況が継続。顕著な高温につながっています。
4月に入ってからはこうした状況が次第に解消に向かう見込みです。昨日30日(木)に気象庁が発表した1か月予報でも、4月の後半には高温傾向が収まる予想となっています。
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4月に入ってからはこうした状況が次第に解消に向かう見込みです。昨日30日(木)に気象庁が発表した1か月予報でも、4月の後半には高温傾向が収まる予想となっています。
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参考資料など
画像は気象庁資料をウェザーニュース加工