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西、東日本の桜は開花カウントダウン つぼみの日々の変化が大きい時期

さくらプロジェクト 第四回つぼみ調査

2023/03/20 12:19 ウェザーニュース

3月17日(金)~3月19日(日)にかけて、第四回目のつぼみ調査を実施しました。

全国から届いた7730通のつぼみ報告が、より高い精度の桜の開花日予想に役立てられます。ご参加ありがとうございました。

※調査期間
前回(3回目) 2023年3月10日(金)〜3月12日(日)
今回(4回目) 2023年3月17日(金)〜3月19日(日)

北陸や東北では昨年より速いペースで生長

▼「先が黄色に」以降の割合
    今回  前回  昨年(3/18〜3/20)
北海道 9%  4%  4%
東北  80% 53%  54%
甲信  88% 69%  80%
北陸  92% 69%  82%
関東  97% 82%  96%
東海  95% 73%  93%
近畿  95% 70%  94%
中国  95% 74%  96%
四国  97% 78%  98%
九州  95% 72%  97%

▼「先がピンクに」以降の割合
    今回  前回  昨年(3/18〜3/20)
北海道 0%  0% 0%
東北  4%  0% 1%
甲信  25% 0% 22%
北陸  19% 1% 1%
関東  68% 12% 68%
東海  52% 3% 48%
近畿  44% 1% 41%
中国  35% 2% 43%
四国  39% 2% 57%
九州  43% 4% 74%

関東以西では、すでに気象台から開花発表もありましたが、「先が黄色に」以降のランクのつぼみが90%を超える結果となりました。また、「先がピンクに」以降の報告がこの一週間でかなり増え、「花びらが見えた」「花の軸が伸びきった」の報告も多くなっています。また、送られてきた写真を見ると、西日本や東日本では開花したつぼみやあと一息で花開くつぼみが多く見られました。

北海道では9割近くが「小さく硬い」つぼみの状態ですが、東北では「先が黄色に」以上の報告が先週より27ポイント増加ました。

この一週間は平年と比べて気温が高い日が多く、最高気温が20℃を超える日もありました。桜のつぼみはぐんぐんと生長中です。

今後の予想

この先一週間は、西日本や東日本では曇りや雨の日が多くなります。すっきりしない天気でも気温は高めで、22日(水)から23日(木)にかけて広く20℃近くまで気温が上がります。東北でも20℃を超えるところが出てきます。この暖かさで東北や北陸のつぼみの生長が一気に進みそうです。25日(土)以降は高温は少し落ち着く見込みです。桜のつぼみの生長スピードは早くなったり遅くなったりと、動きに変化が出てくる予想です。

今が最も日々のつぼみの変化が大きく、観察していると桜のつぼみの生長が分かります。開花に向けての変化をみなさまから多くいただくことで、最新の開花予想をより正確にお届けすることができます。多くの方が開花の瞬間を見逃さないように、たくさんのご報告、お待ちしております。
(桜予報担当:有岡)

つぼみ調査の様子(一例)

香川県綾歌郡 3月18日(土)
「少し開きかけなものが見えてきました✨」
静岡県静岡市 3月19日(日)
「しばらく観察できなかったので久しぶりにみたら進んでました。」
東京都杉並区 3月19日(日)
「順調に開花中」
東京都大田区 3月19日(日)
「今日は暖かい日。凄く成長してる。」
東京都町田市 3月19日(日)
「今日は雨上がり翌日で、晴天に恵まれました☀️
一気に進んで、もうマイ桜咲きそうです🌸
明日かな?😊」
秋田県秋田市 3月18日(土)
「つぼみの先が、緑に。」
北海道函館市 3月19日(日)
「おはようございます
第3回目のマイ桜の状態です
まだ小さく硬いつぼみですね」

一本の桜とともに特別な春を…♪

ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っており、今年で20年目。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?



写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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