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暖かい日が多く 桜のつぼみの変化が大きい一週間に

さくらプロジェクト 第三回つぼみ調査

2023/03/13 15:22 ウェザーニュース

3月10日(金)~3月12日(日)にかけて、第三回目のつぼみ調査を実施しました。

全国から届いた9290通のつぼみ報告が、より高い精度の桜の開花日予想に役立てられます。ご参加ありがとうございました。

※調査期間
前回(2回目) 2023年3月3日(金)〜3月5日(日)
今回(3回目) 2023年3月10日(金)〜3月12日(日)

昨年より速いペースで生長 まもなく開花のつぼみも

■前回との比較
▼「先が黄色に」以降の割合
    今回  前回  昨年(3/11〜3/13)
北海道 4%  3%  2%
東北  53% 15%  26%
甲信  69% 18%  42%
北陸  69% 25%  46%
関東  82% 32%  72%
東海  73% 28%  60%
近畿  70% 25%  60%
中国  74% 27%  64%
四国  78% 29%  69%
九州  72% 31%  70%

西日本や東日本では、「小さく硬い」つぼみはかなり少なくなり、関東や東海、近畿以西は「先が黄色に」以降が70%を超える結果となりました。また、関東や九州からは「花びらが見えた」「花の軸が伸びきった」の報告も届き始めています。

先週と比較すると北海道以外の地域で大幅に生長していました。昨年の同時期の結果と比較してみても、今年は東北や北陸、甲信でも「先が黄色に」以上の割合が50%を超えており、つぼみの生長が速く進んでいることがわかります。

この一週間は平年と比べて気温が高い日が多く、西日本や東日本では最高気温が連日20℃を超えたところがありました。このため、桜のつぼみはこの一週間で大幅に生長した模様です。まもなく開花する桜のつぼみも増えてきています。

北海道の桜のつぼみに大きな変化が見え始めるのは、もう少し先になる予想です。過去の例を参考にすると、北海道で変化がはっきりと表れ始めるのは、3月下旬となりそうです。

今後の予想

この先1週間の気温も平年より高い日が多くなると予想されています。14日(火)頃にかけてと18日(土)頃は気温が下がる予想ですが、それでも平年並みくらいの予想です。西日本や東日本では今週も桜のつぼみの生長が一気に進み、開花が始まりそうです

桜の開花が迫っているところでは、日々のつぼみの変化が大きく、観察していると桜のつぼみの生長が分かります。開花に向けての変化をみなさまから多くいただくことで、最新の開花予想をより正確にお届けすることができます。多くの方が開花の瞬間を見逃さないように、たくさんのご報告、お待ちしております。
(桜予報担当:有岡)

つぼみ調査の様子(一例)

高知県高知市 3月12日(日)
「緑の部分が大きくなってます。」
福岡県糸島市 3月12日(日)
「いくつかのツボミがピンク色に変わり始めました。」
東京都武蔵野市 3月12日(日)
「花びらのピンクがだいぶ見えてます。
🌸の蕾に😵早い成長ぶり!」
岐阜県岐阜市 3月12日(日)
「つぼみが日々成長しています。これまでは花が咲くことしか関心がなかったですが、つぼみから観察してみると成長が分かって楽しいですね♪」
山梨県笛吹市 3月12日(日)
「マイ桜🌸青空へ向かって🌞スクスク育ってます✨」
福島県福島市 3月12日(日)
「昨日よりも緑の部分が少し増えたような気がします。」
北海道函館市 3月10日(金)
「つぼみが少し膨らんだかなぁ?」

一本の桜とともに特別な春を…♪

ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っており、今年で20年目。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?



写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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