大気の波によって発生した雲
関東北部では縞模様のように波打つ形状の雲が見られていて、気象衛星ひまわり9号による衛星可視画像にもその雲の様子が映っています。これは「波状雲」と呼ばれる雲です。
波状雲は大気の波によって空気が上下に動くことで発生する雲です。雲が発生しやすい湿度や気温の条件が揃っている時に、空気が持ち上げられる所では雲が発生し、引き下げられる所では雲が消滅します。そのため、波打つようなしましまの形の雲になるのです。
波状雲は大気の波によって空気が上下に動くことで発生する雲です。雲が発生しやすい湿度や気温の条件が揃っている時に、空気が持ち上げられる所では雲が発生し、引き下げられる所では雲が消滅します。そのため、波打つようなしましまの形の雲になるのです。
天気下り坂のサインに
この波状雲は天気下り坂のサインと言われることがあります。隙間に青空が見えている間は天気の崩れまで時間があるものの、雲の隙間がなくなり、雲の色が白から灰色変わってきた場合は、雨雲が間近に迫っていることを示します。
今日は日本列島の南の海上にある前線の影響で、夕方になると関東でも雨が降り出す予想です。日差しが届いていても傘を忘れずにお出かけください。
>>アプリで30時間先までの雨雲レーダーを見る» 雨雲レーダー
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ゆうはるさん
参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構より