足汗と冷えの悪循環!?
足が冷えているのに靴下を脱ぐとは、どういうことなのでしょうか。
「鍼灸院には足の冷えに悩む方が多く訪れるのですが、気づくのは、足の冷え症を訴える方の多くは足がペタペタに湿っているということです。
そもそも足の裏というのは汗をかきやすい部位です。汗腺が多くあり、1日コップ1杯分の汗をかくともされています。足が冷え症の人は、足にかいた汗や、皮膚から上がってくる水蒸気を自分の足の熱で乾燥させることができないため、そのまま足が湿った状態になってしまうのです。
湿り気をそのままにしておくと、湿気そのものが冷えてくるのと、湿り気が気化するときにさらに足から熱を奪っていくので、冷え症が進行し、さらに湿り気を増していくという悪循環に陥ってしまいます」(瀬戸先生)
確かに、冬でも靴を脱いだときなどに蒸れを自覚するときががあります。
「外出時には、靴下に靴やブーツを履いて過ごします。靴やブーツは気密性が高いため、足の湿り気が蒸発しにくい状態になりますので、それだけでも冷えが助長されていきます。外ではなかなか靴下を脱いで足を乾燥させることはできないので、せめて家に帰ったときは足を解放させてあげたいですね。
まずは靴下を脱いでペタペタした湿り気をふくか、ドライヤーで温めて湿気を飛ばしておくことをおすすめします。足の冷えが気になる場合は、家の中では靴下ではなくレッグウォーマーがおすすめです」(瀬戸先生)
「鍼灸院には足の冷えに悩む方が多く訪れるのですが、気づくのは、足の冷え症を訴える方の多くは足がペタペタに湿っているということです。
そもそも足の裏というのは汗をかきやすい部位です。汗腺が多くあり、1日コップ1杯分の汗をかくともされています。足が冷え症の人は、足にかいた汗や、皮膚から上がってくる水蒸気を自分の足の熱で乾燥させることができないため、そのまま足が湿った状態になってしまうのです。
湿り気をそのままにしておくと、湿気そのものが冷えてくるのと、湿り気が気化するときにさらに足から熱を奪っていくので、冷え症が進行し、さらに湿り気を増していくという悪循環に陥ってしまいます」(瀬戸先生)
確かに、冬でも靴を脱いだときなどに蒸れを自覚するときががあります。
「外出時には、靴下に靴やブーツを履いて過ごします。靴やブーツは気密性が高いため、足の湿り気が蒸発しにくい状態になりますので、それだけでも冷えが助長されていきます。外ではなかなか靴下を脱いで足を乾燥させることはできないので、せめて家に帰ったときは足を解放させてあげたいですね。
まずは靴下を脱いでペタペタした湿り気をふくか、ドライヤーで温めて湿気を飛ばしておくことをおすすめします。足の冷えが気になる場合は、家の中では靴下ではなくレッグウォーマーがおすすめです」(瀬戸先生)
足汗からの冷えを防ぐには
「靴やブーツは長時間着用することになるので、通気性の良い天然素材の靴を選んだり、吸汗性のあるインソールを使うなどするといいでしょう。靴に湿気がたまらないよう、帰宅後にきちんと靴を乾燥させます」(瀬戸先生)
足を温めているつもりの「足湯」や「お風呂」も、注意が必要だといいます。
「もちろん足の冷えを取り除くために、患部の足を直接温める足湯は速効性もあり、効果的です。しかし、足湯から上がった後水分が残っていると、先ほどお話しした同じ原理で逆に冷えてしまうこともあります。
寝る前のお風呂も、湿気が残った状態では足が冷えて睡眠の妨げになります。足湯・風呂上がりなどきちんと水分を拭き、湿気が残らないようにしましょう」(瀬戸先生)
最後に、寒さと心の関係も見落とせないポイントだそうです。
「古い医学書に、『悲しみがあるとしもやけができる』とありますが、ストレスによって冷えが助長されることは科学的にも証明されています。なんと脳は全身の基礎代謝量の約20%を消費するといわれていますので、脳に負荷がかかるストレスがいかに身体のエネルギーを奪っているかが分かります。
東洋医学では、ストレスのなかでも特に“悲しみ”という感情が体全体の熱量産生に影響を与え、エネルギーを巡らせる力が弱まったり、体を縮こまらせるなどと考えます。
これがいわゆる頭がのぼせて足先への血流を下がるという“冷えのぼせ”のメカニズムでなり、足の冷えを悪化させるということです。できるだけストレスを溜めないように心がけましょう」(瀬戸先生)
寒さはまだ続きますが、足汗対策などで体の冷えを予防することで、いつもはつらい冷えが、楽になるかもしれません。
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足を温めているつもりの「足湯」や「お風呂」も、注意が必要だといいます。
「もちろん足の冷えを取り除くために、患部の足を直接温める足湯は速効性もあり、効果的です。しかし、足湯から上がった後水分が残っていると、先ほどお話しした同じ原理で逆に冷えてしまうこともあります。
寝る前のお風呂も、湿気が残った状態では足が冷えて睡眠の妨げになります。足湯・風呂上がりなどきちんと水分を拭き、湿気が残らないようにしましょう」(瀬戸先生)
最後に、寒さと心の関係も見落とせないポイントだそうです。
「古い医学書に、『悲しみがあるとしもやけができる』とありますが、ストレスによって冷えが助長されることは科学的にも証明されています。なんと脳は全身の基礎代謝量の約20%を消費するといわれていますので、脳に負荷がかかるストレスがいかに身体のエネルギーを奪っているかが分かります。
東洋医学では、ストレスのなかでも特に“悲しみ”という感情が体全体の熱量産生に影響を与え、エネルギーを巡らせる力が弱まったり、体を縮こまらせるなどと考えます。
これがいわゆる頭がのぼせて足先への血流を下がるという“冷えのぼせ”のメカニズムでなり、足の冷えを悪化させるということです。できるだけストレスを溜めないように心がけましょう」(瀬戸先生)
寒さはまだ続きますが、足汗対策などで体の冷えを予防することで、いつもはつらい冷えが、楽になるかもしれません。
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