離岸距離が小さい→海面と上空の気温差が大
離岸距離とは、寒気の吹き出しに伴って海面上の積雲列が発生し始める地点を岸から計った距離のことをさします。寒気の流れ込みが強いほど離岸距離は短くなるという特徴があります。
大陸から吹く冷たい季節風が温かい日本海の上に吹き出すと、海面と上空の気温差が大きくなることで大気の状態が不安定となり、海上での水蒸気の供給も手伝い雪雲が発生します。
この気温差が大きいと、岸から離れてすぐに雲が発生し始めるので、離岸距離が短くなるという原理です。逆に上空の寒気が弱いと、なかなか雲は発生せず離岸距離が長くなります。
この気温差が大きいと、岸から離れてすぐに雲が発生し始めるので、離岸距離が短くなるという原理です。逆に上空の寒気が弱いと、なかなか雲は発生せず離岸距離が長くなります。
朝鮮半島の東には発達した雲の帯
冒頭の本日の衛星画像を見ると、朝鮮半島の東から山陰沖にかけては他の領域よりもさらに濃密な雲の領域があることがわかります。これはJPCZ:日本海寒帯気団収束帯と呼ばれる領域で、山地の風下で風が集合することにより上昇気流が発生し、雪雲が発達しやすくなっている領域を示しています。
この風下にあたる山陰、北近畿、北陸では明日25日(水)朝にかけて活発な雪雲が続々と流れ込むため、強い雪が数時間にわたり降り続くおそれがあります。大雪により立ち往生などの車両滞留等、大規模な交通障害が発生することが懸念されます。延期できる移動は予定の変更をお願いします。通行止めなどの影響で物流にも影響が出るおそれがあります。
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この風下にあたる山陰、北近畿、北陸では明日25日(水)朝にかけて活発な雪雲が続々と流れ込むため、強い雪が数時間にわたり降り続くおそれがあります。大雪により立ち往生などの車両滞留等、大規模な交通障害が発生することが懸念されます。延期できる移動は予定の変更をお願いします。通行止めなどの影響で物流にも影響が出るおそれがあります。
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