足の冷えを我慢しない
季節を問わず、足の冷えに悩む人は少なくありません。しかも足の冷えの影響は、全身に及ぶというのです。
「昔から『頭寒足熱』という言葉があるように、足は温かいほうがよいとされてきました。足が冷えるのは逆の状態で、頭がのぼせて頭痛を招いたり、ぼーっとするなど体調不良の原因にもなります。
さらに、足の冷えは、経絡(けいらく)という鍼灸(しんきゅう)で使うエネルギーの通り道にも悪影響があり、ふくらはぎがつったり、背中の冷え、かぜの原因にもなります」(瀬戸先生)
冬だから冷えてもしょうがない、とあきらめてしまうものではないようです。
「足の冷え対策の鍵は、足の血流改善と熱産生能力の改善、そして足を湿らせないようにしておくことになります。足の血流改善と熱産生能力の改善によいツボを紹介します」(瀬戸先生)
「昔から『頭寒足熱』という言葉があるように、足は温かいほうがよいとされてきました。足が冷えるのは逆の状態で、頭がのぼせて頭痛を招いたり、ぼーっとするなど体調不良の原因にもなります。
さらに、足の冷えは、経絡(けいらく)という鍼灸(しんきゅう)で使うエネルギーの通り道にも悪影響があり、ふくらはぎがつったり、背中の冷え、かぜの原因にもなります」(瀬戸先生)
冬だから冷えてもしょうがない、とあきらめてしまうものではないようです。
「足の冷え対策の鍵は、足の血流改善と熱産生能力の改善、そして足を湿らせないようにしておくことになります。足の血流改善と熱産生能力の改善によいツボを紹介します」(瀬戸先生)
足の血流を改善するツボ
「血液は全身を巡ることで、体に温もりを与える重要な要素の一つです。血液が足にもしっかり行き渡ることが大事です。ツボは指先でじんわりと10秒ほど押し、少し休んで数回繰り返しましょう」(瀬戸先生)
八風(はちふう)
「足の指のそれぞれの股の位置にあるツボで、両足合わせて8ヵ所あります。
足の指の股は、靴を履いていると圧迫されるため、血流が悪くなりやすいのです。慢性的に長時間圧迫されるため、帰宅して靴を脱いだくらいではなかなか緩みません。左右の八風を押して緩め、指先への血流を改善していきましょう。
あるいは足指の間に挟んで指を広げるグッズを使うのも、血流改善効果が期待できます」(瀬戸先生)
足の指の股は、靴を履いていると圧迫されるため、血流が悪くなりやすいのです。慢性的に長時間圧迫されるため、帰宅して靴を脱いだくらいではなかなか緩みません。左右の八風を押して緩め、指先への血流を改善していきましょう。
あるいは足指の間に挟んで指を広げるグッズを使うのも、血流改善効果が期待できます」(瀬戸先生)
三陰交(さんいんこう)
「内くるぶしの中心から指4本分上の位置にあるツボです。ここは、肝経(かんけい)、脾経(ひけい)、腎経(じんけい)の3つの経絡が交差しています。
肝経は肝臓につながり、全身に血液を分配する機能があることから、血流の改善に役立ちます。
脾経は脾臓につながり、血液の材料になる飲食物を消化吸収し、体に必要な物質に変換する力に関係することから、血液に温もりを加える作用があります。腎臓につながる腎経は、血液と一緒に全身に流れる精気を護っており、元気な血液を作る力があります。
三陰交は、これらを同時に刺激することができ、とても重宝するツボなのです。足の冷えに即効性がありますが、全身の冷えにも効果が期待できます」(瀬戸先生)
肝経は肝臓につながり、全身に血液を分配する機能があることから、血流の改善に役立ちます。
脾経は脾臓につながり、血液の材料になる飲食物を消化吸収し、体に必要な物質に変換する力に関係することから、血液に温もりを加える作用があります。腎臓につながる腎経は、血液と一緒に全身に流れる精気を護っており、元気な血液を作る力があります。
三陰交は、これらを同時に刺激することができ、とても重宝するツボなのです。足の冷えに即効性がありますが、全身の冷えにも効果が期待できます」(瀬戸先生)
熱生産能力を改善するツボ
関元(かんげん)
「おへその指4本分下の位置にあります。
お腹が冷えると足も冷えてくることが多いと思いますが、東洋医学では関元があるエリアから湧き出る精気の力が衰えるから、ということになります。
ツボの刺激だけでなく、このエリアをカイロで温めたり、腹巻きで保護するのもお勧めです」(瀬戸先生
※低温やけどを防ぐため、シャツや服の上から使用しましょう
ツボ以外にも、気をつけたいことがあるといいます。
「足に冷えのある人は、足が湿っていることが多いものです。家に帰ったら靴下を脱ぐ、お風呂上がりはきちんと水分をふき、ドライヤーで乾かすなどをするといいでしょう。
また、古い医学書に『悲しみがあるとしもやけができる』という記述があります。悲しみがあると“肺”がダメージを受けて、体全身にエネルギーを巡らせる力が弱まってしまうということです。また、東洋医学では、悲しみで気が結ぼれてしまい、体を縮こまらせると考えますが、これも足先の血流が下がるメカニズムです。
寒さが身に染みて、心の悲しみにまでなってしまわないよう、温かい食事をとって、部屋は十分暖めておきましょう。ストレスも冷えを助長するので、溜めこまないようにしておきたいものです」(瀬戸先生)
足の冷えは辛いだけでなく、体に大きな影響を及ぼすものなのですね。温かくして適切なケアをすることで、冷えを防いで過ごしましょう。
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お腹が冷えると足も冷えてくることが多いと思いますが、東洋医学では関元があるエリアから湧き出る精気の力が衰えるから、ということになります。
ツボの刺激だけでなく、このエリアをカイロで温めたり、腹巻きで保護するのもお勧めです」(瀬戸先生
※低温やけどを防ぐため、シャツや服の上から使用しましょう
ツボ以外にも、気をつけたいことがあるといいます。
「足に冷えのある人は、足が湿っていることが多いものです。家に帰ったら靴下を脱ぐ、お風呂上がりはきちんと水分をふき、ドライヤーで乾かすなどをするといいでしょう。
また、古い医学書に『悲しみがあるとしもやけができる』という記述があります。悲しみがあると“肺”がダメージを受けて、体全身にエネルギーを巡らせる力が弱まってしまうということです。また、東洋医学では、悲しみで気が結ぼれてしまい、体を縮こまらせると考えますが、これも足先の血流が下がるメカニズムです。
寒さが身に染みて、心の悲しみにまでなってしまわないよう、温かい食事をとって、部屋は十分暖めておきましょう。ストレスも冷えを助長するので、溜めこまないようにしておきたいものです」(瀬戸先生)
足の冷えは辛いだけでなく、体に大きな影響を及ぼすものなのですね。温かくして適切なケアをすることで、冷えを防いで過ごしましょう。
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