北海道の桜の開花は平年より非常に早い予想で、1953年の統計開始以来最も早い記録を更新または記録に並ぶ早さとなるところもありそうです。

「桜のつぼみ調査」では、「先が黄色に」以上のランクに変化したつぼみが前回から14ポイント増えて、つぼみが着実に生長していることがわかりました。4〜5月の気温は平年より高くなる傾向です。今後はつぼみの生長がさらに加速していきそうです。

桜前線は来週、道南に到達し、5月にかけて道北や道東へ北上していきます。函館では4月13日に、札幌では14日に開花する予想で、開花日の最早記録を更新する見込みです。全国で最も開花が遅い釧路方面も5月上旬に咲き始めて、桜前線はゴールへと向かいます。満開の時期も平年より非常に早い見込みで、4月17日に函館、18日には札幌で満開を迎えます。

3月31日に山形、4月3日に盛岡、4日に秋田で開花し、いずれも開花日の最早記録を更新または記録タイでの開花となりました。残す青森も4月8日に開花する予想で、他県と同様に最早記録を更新する早さとなる見込みです。

「桜のつぼみ調査」では、この一週間で7割を超えるつぼみが「先がピンクに」以上のランクに変化して、開花の報告も多く届きました。この先一週間も暖かい日が多く、20℃前後まで気温が上がって5月中旬〜下旬並の暖かさとなる日がある予想です。つぼみの生長や開花はかなり早いペースで進む見込みです。

3月28日に福島、31日に仙台、4月5日に山形で満開となり、いずれも満開日の最早記録を更新、または記録タイでの満開となりました。福島県や宮城県では今週末から桜吹雪になるところが多いため、お花見は早めがおすすめです。4月7日に盛岡、8日に秋田、12日に青森と、続々と満開を迎える予想です。