北海道で凍るシャボン玉 割れずに凍りつく様子
2023/01/08 13:31 ウェザーニュース
今日8日(日)は西日本や東日本では少し寒さがゆるんだ所も多くなっていますが、北海道では厳しい寒さが続いています。
今朝、今季最低の気温を観測した旭川市ではシャボン玉が凍るほどの寒さとなっています。
凍っていくシャボン玉
この動画が撮られた9時頃の旭川市の気温は約ー16℃。12時現在もー10℃と凍りつく寒さです。
明日9日(月)になると、少し寒さは和らぎますが、昼間も氷点下の寒さが続きます。暖房や厚手の上着を総動員して、最大限の防寒を心がけてください。
» ピンポイント天気予報
同じ屈斜路湖では「フロストフラワー」も
北海道弟子屈町 屈斜路湖より(15日6時30分頃撮影)
霧氷が撮影された屈斜路湖では、霜の花や冬の華などと呼ばれる「フロストフラワー」も見られています。
フロストフラワーとは、湖に張った氷の上に、氷から昇華した水蒸気が付着して氷の結晶を作り、それが発達するにつれて花のように見えることから名付けられました。
この写真が撮影されたところに近いアメダスの川湯では、今朝は-21.5℃を観測。フロストフラワーが見られるとされる-15℃を大きく下回りました。
写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
冬の風物詩、ほかにも
なお、気温が下がった時に見られる現象として、ほかにも『氷霧(こおりぎり)』『細氷(さいひょう)』『雨氷(うひょう)』『氷雨(ひさめ)』などいろいろな種類があります。
『氷霧(こおりぎり)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っている霧のこと
『細氷(さいひょう)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っているモヤのこと
氷の粒が太陽に照らされキラキラと輝くので、ダイヤモンドダストとも呼ばれる。
『雨氷(うひょう)』
雨粒が地面に落ちたり、木に当たってすぐ凍りついたもの。透明な氷のかたまり
『氷雨(ひさめ)』
雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)の昔の呼び名。またみぞれにごく近い冷たい雨。
このように氷や雨など似たような字が多いのですが、並びかたや一文字が変わっただけで、別の現象になるのですね。