電子レンジ正しく使えてる?
手軽で便利な電子レンジですが、食べ物が破裂したり、飲み物が吹きこぼれてしまうなどの失敗はみなさんあるのではないでしょうか。ウェザーニュースが実施したアンケート調査では、「食材を破裂させた経験あり」、という回答が約6割にも上りました。
電子レンジは、使い方を誤ると火災の原因となることもあるのです。東京消防庁管内では、令和3年中に電子レンジでの火災が65件発生しています(速報値)。しかも、その数は年々増加傾向にあるといいます。
「電子レンジは、電波により食品中の水分子を振動させることで、食品を加熱する仕組みです。ガスコンロやIHクッキングヒーターとは温まり方が異なります。
食品の状態によっては加熱ムラになったり、加熱し過ぎてしまいやすいのです。加熱のし過ぎは発煙や発火につながることもあるので、正しく使うことが大切です」(パナソニック広報)
電子レンジはボタン1つで温められるのが便利なところですが、温める食品には注意も必要です。
「『あたため』などの自動メニューは、食品の重量や温度をセンサーで検知して加熱します。とても便利な機能ですが、100g未満、500g以上などごく少量や多過ぎる場合は、誤検知する可能性があります。
また、栓やふた付き容器に入れたままの加熱は、破裂の危険があるので禁止です。必ず、ふた・栓を外して加熱してください。
同様に注意したいのがラップです。容器にピンと張るのではなく、ふんわりかけましょう。なお、アルミホイルは金属なので基本的に禁止です(※)」(パナソニック広報)
庫内の状態にも注意が必要です。
「庫内に油や食品、水分などついていると、センサーが適切に働かないことがあります。そのまま加熱してしまうと異臭の原因になるほか、発火や発煙、さびの原因になる可能性もあります。汚れは固く絞ったぬれぶきんで拭き取りましょう。
ひどい汚れには、中性の台所用洗剤をふきんに染み込ませて拭き取り、そのあと固く絞ったぬれぶきんできれいにします」(パナソニック広報)
※「解凍機能」では、食品の煮え過ぎや変色を防ぐために一部に使えることもあります。
「電子レンジは、電波により食品中の水分子を振動させることで、食品を加熱する仕組みです。ガスコンロやIHクッキングヒーターとは温まり方が異なります。
食品の状態によっては加熱ムラになったり、加熱し過ぎてしまいやすいのです。加熱のし過ぎは発煙や発火につながることもあるので、正しく使うことが大切です」(パナソニック広報)
電子レンジはボタン1つで温められるのが便利なところですが、温める食品には注意も必要です。
「『あたため』などの自動メニューは、食品の重量や温度をセンサーで検知して加熱します。とても便利な機能ですが、100g未満、500g以上などごく少量や多過ぎる場合は、誤検知する可能性があります。
また、栓やふた付き容器に入れたままの加熱は、破裂の危険があるので禁止です。必ず、ふた・栓を外して加熱してください。
同様に注意したいのがラップです。容器にピンと張るのではなく、ふんわりかけましょう。なお、アルミホイルは金属なので基本的に禁止です(※)」(パナソニック広報)
庫内の状態にも注意が必要です。
「庫内に油や食品、水分などついていると、センサーが適切に働かないことがあります。そのまま加熱してしまうと異臭の原因になるほか、発火や発煙、さびの原因になる可能性もあります。汚れは固く絞ったぬれぶきんで拭き取りましょう。
ひどい汚れには、中性の台所用洗剤をふきんに染み込ませて拭き取り、そのあと固く絞ったぬれぶきんできれいにします」(パナソニック広報)
※「解凍機能」では、食品の煮え過ぎや変色を防ぐために一部に使えることもあります。
加熱に注意したい食材は?
注意したい食材についても教えていただきましょう。
・殻つき食材
卵や栗、銀杏(ぎんなん)などの殻のある食材は、そのまま加熱すると破裂する恐れがあります。
ゆで卵は、殻付き・殻なし共に加熱しないでください。生卵は殻を割っても、黄身が膜で覆われているので、割りほぐしてから加熱します。その他の殻や膜のある食品は、割れ目や切れ目をいれてから加熱してください。
・飲み物や粒入りスープ
電子レンジで温めた飲み物は、突然沸騰する「突沸」を起こすことがあります。取り出すときに吹き出したり、温めた牛乳や豆乳にインスタントコーヒーを混ぜたときに噴き上がり、火傷した例もあります。加熱の前後に必ずかき混ぜ、温め過ぎにならないよう注意します。
・油脂の多い液体
バターやマーガリン、生クリームなどの油脂の多い液体は加熱し過ぎると発火の危険があります。ラップをして手動レンジ「500W」で様子を見ながら加熱しましょう。
・乾物
ポップコーンなどの乾物は、電子レンジでの加熱には水分が足りていません。そのまま電子レンジにかけると、加熱しすぎて発煙・発火につながる恐れがあります。手動レンジ「600W・500W」で様子を見ながら加熱してください。
・殻つき食材
卵や栗、銀杏(ぎんなん)などの殻のある食材は、そのまま加熱すると破裂する恐れがあります。
ゆで卵は、殻付き・殻なし共に加熱しないでください。生卵は殻を割っても、黄身が膜で覆われているので、割りほぐしてから加熱します。その他の殻や膜のある食品は、割れ目や切れ目をいれてから加熱してください。
・飲み物や粒入りスープ
電子レンジで温めた飲み物は、突然沸騰する「突沸」を起こすことがあります。取り出すときに吹き出したり、温めた牛乳や豆乳にインスタントコーヒーを混ぜたときに噴き上がり、火傷した例もあります。加熱の前後に必ずかき混ぜ、温め過ぎにならないよう注意します。
・油脂の多い液体
バターやマーガリン、生クリームなどの油脂の多い液体は加熱し過ぎると発火の危険があります。ラップをして手動レンジ「500W」で様子を見ながら加熱しましょう。
・乾物
ポップコーンなどの乾物は、電子レンジでの加熱には水分が足りていません。そのまま電子レンジにかけると、加熱しすぎて発煙・発火につながる恐れがあります。手動レンジ「600W・500W」で様子を見ながら加熱してください。
美味しく温めるコツ
また、冷凍カレーなどの冷凍食品や天ぷら、中華まんなどを上手に温めるには工夫が必要だといいます。
「冷凍食品は、『自動』で加熱すると加熱ムラが生じやすいです。手動で様子を見ながら解凍しましょう。市販の冷凍食品はパッケージの記載に従ってください。
天ぷらやフライも『自動』でそのまま加熱すると、サクサクとしたフライやてんぷらの食感が損なわれます。加熱方法は機種により異なるので、取扱説明書に従って、加熱していただくと食感を損ないにくくなります。
中華まんも注意が必要です。表面の水分が蒸発して固くなり、具が熱くなりすぎることがあります。スチーム機能や、自動メニューで加熱すると、おいしくいただけます」(パナソニック広報)
忙しくなる12月は、電子レンジのお世話になる機会も増えているのではないでしょうか。
技術の進化によって様々な機能が増え、電子レンジもとても便利になりましたが、そうした機能をフル活用して安全においしく仕上げるためにも、正しい使い方を再確認しておきましょう。
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「冷凍食品は、『自動』で加熱すると加熱ムラが生じやすいです。手動で様子を見ながら解凍しましょう。市販の冷凍食品はパッケージの記載に従ってください。
天ぷらやフライも『自動』でそのまま加熱すると、サクサクとしたフライやてんぷらの食感が損なわれます。加熱方法は機種により異なるので、取扱説明書に従って、加熱していただくと食感を損ないにくくなります。
中華まんも注意が必要です。表面の水分が蒸発して固くなり、具が熱くなりすぎることがあります。スチーム機能や、自動メニューで加熱すると、おいしくいただけます」(パナソニック広報)
忙しくなる12月は、電子レンジのお世話になる機会も増えているのではないでしょうか。
技術の進化によって様々な機能が増え、電子レンジもとても便利になりましたが、そうした機能をフル活用して安全においしく仕上げるためにも、正しい使い方を再確認しておきましょう。
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参考資料など
取材協力/パナソニック株式会社
参考資料/Panasonic HP(https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/24337/p/1716#5)
参考資料/Panasonic HP(https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/24337/p/1716#5)