気象衛星でも噴煙を観測
スメル火山(Semeru/標高3676m)は、インドネシアのジャワ島の東部にある火山です。インドネシアに点在する活火山と同様に、たびたび噴煙を1万メートル以上に噴き上げる噴火を起こしていて、火砕流や泥流を発生させることもあります。
今回の噴火では、噴煙を対流圏の上端付近まで噴き上げたとみられ、気象衛星ひまわりからも噴煙を確認しました。
今回の噴火では、噴煙を対流圏の上端付近まで噴き上げたとみられ、気象衛星ひまわりからも噴煙を確認しました。
警戒レベル4に引き上げ
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は国民に向けて、タール火山の噴火活動への警戒レベルを0〜5の6段階で設定して発表しています。PHIVOLCSは段階的に警戒レベルを引き上げ、日本時間の20時30分には上から2番目の4に引き上げました。
周辺では降灰が確認され、現地当局は火砕流と津波の危険性があるとして、タール火山島とバタンガス州アゴンシロとローレルという地域に避難勧告をだしてます。
周辺では降灰が確認され、現地当局は火砕流と津波の危険性があるとして、タール火山島とバタンガス州アゴンシロとローレルという地域に避難勧告をだしてます。
噴煙の状況次第では航空機に影響も
噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。
今後の火山灰の状況次第では、パプアニューギニアを発着する旅客機をはじめ、付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
今後の火山灰の状況次第では、パプアニューギニアを発着する旅客機をはじめ、付近を通過する国際線の航空便の経路変更などで、遅延等の影響が生じる可能性があります。
噴火による潮位変化の可能性は気象庁が調査中
今年1月にトンガの火山フンガトンガ=フンガハアパイで大規模な噴火が発生した際には、通常とは異なる津波が発生して、日本にも津波が到達しました。
今回のマナム火山の噴火により津波が発生するかどうかはわかりませんが、気象庁が潮位変化を監視する旨の発表を行いました。
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» 日本国内の火山情報
今回のマナム火山の噴火により津波が発生するかどうかはわかりませんが、気象庁が潮位変化を監視する旨の発表を行いました。
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