気になる8日(火)夜の天気は?

夜は冬型の気圧配置となり、太平洋側の地域を中心に晴れて月食がバッチリと見られるところが多くなります。関東や関西、東海などの都市部でも月食の様子を観察できそうです。
一方、日本海側の地域では寒気の影響で雲が多くなり、雨の降るところもあります。バッチリと見えるところは少なく、北陸や東北、北海道の一部では観測が難しくなりそうです。
沖縄も湿った空気の影響を受けて雲が多くなり、先島諸島などでは雨の降る可能性もあります。
一方、日本海側の地域では寒気の影響で雲が多くなり、雨の降るところもあります。バッチリと見えるところは少なく、北陸や東北、北海道の一部では観測が難しくなりそうです。
沖縄も湿った空気の影響を受けて雲が多くなり、先島諸島などでは雨の降る可能性もあります。
月食の時刻と月の動き

月の動きと月食の時間(東京)
今回は日本全国で、月が欠け始める「部分食」を初めから見ることができます。
月は欠けながら段々と高度を上げていき、ある程度高くなった位置で「皆既食」を迎える予想です。
なお、月食の起こる時刻に地域差はありません。全国どこでも同じタイミングに月食が起こります。
▼月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 18時08.9分
皆既食の始まり 19時16.3分
皆既食の最大 19時59.2分
皆既食の終わり 20時42.0分
部分食の終わり 21時49.4分
月は欠けながら段々と高度を上げていき、ある程度高くなった位置で「皆既食」を迎える予想です。
なお、月食の起こる時刻に地域差はありません。全国どこでも同じタイミングに月食が起こります。
▼月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 18時08.9分
皆既食の始まり 19時16.3分
皆既食の最大 19時59.2分
皆既食の終わり 20時42.0分
部分食の終わり 21時49.4分

月食は全国同じタイミングで起こるものの、月の昇る時刻は地域によって異なります。11月8日(火)の月の出は、札幌で16時10分、那覇で17時37分と約1時間半の違いがあります。
西のエリアほど月が昇るのは遅いため、月食の開始時に月が空に昇っている高度は、北日本や東日本よりも低くなります。
月食の開始時、月の高度は京都で15.0度、福岡で10.4度、那覇で6.3度と、西日本ではまだ低めです。月食の開始時から観測する場合は、事前に空の開けた場所を探しておくことをおすすめします。
西のエリアほど月が昇るのは遅いため、月食の開始時に月が空に昇っている高度は、北日本や東日本よりも低くなります。
月食の開始時、月の高度は京都で15.0度、福岡で10.4度、那覇で6.3度と、西日本ではまだ低めです。月食の開始時から観測する場合は、事前に空の開けた場所を探しておくことをおすすめします。
影の中心近くを月が通過 皆既食は約86分間続く

月食は、太陽に照らされてできた地球の影に月が入ることで、地球から見ると月が欠けたように見える現象です。月が地球の影に完全に入ると「皆既月食」となります。
今回11月8日(火)の皆既月食では、月は地球の影の中心近くを通る予想です。このため、月が地球の影に完全に入っている時間(皆既食の時間)は比較的長くなります。皆既食の始まりから終わりまで、約86分間にわたって皆既食を見ることができる見込みです。
地球の影には濃淡があるため、部分食だけでなく皆既食の最中も、月の色や明るさは変化します。地球の大気や空の明るさによっても見え方は変わるので、月の色や明るさにも注目してみてください。
今回11月8日(火)の皆既月食では、月は地球の影の中心近くを通る予想です。このため、月が地球の影に完全に入っている時間(皆既食の時間)は比較的長くなります。皆既食の始まりから終わりまで、約86分間にわたって皆既食を見ることができる見込みです。
地球の影には濃淡があるため、部分食だけでなく皆既食の最中も、月の色や明るさは変化します。地球の大気や空の明るさによっても見え方は変わるので、月の色や明るさにも注目してみてください。
442年ぶりの皆既月食+惑星食

月食の最中に、天王星が月を出入りする「天王星食」が起こります。日本で皆既月食と惑星食が同時に見られるのは1580年7月26日以来、442年ぶりです。
今回は小笠原諸島を除く日本の多くのエリアで見ることができます。天王星は肉眼で見るには難しい明るさのため、双眼鏡や望遠鏡を使ってお楽しみください。
▼天王星食の時刻(地域で異なる)
・那覇 潜入開始 20時13分(皆既食中)
出現開始 20時54分(部分食中)
・東京 潜入開始 20時41分(皆既食中)
出現開始 21時22分(部分食中)
・札幌 潜入開始 20時49分(部分食中)
出現開始 21時47分(部分食中)
惑星食の現象は珍しいものではありませんが、月食の最中に起こることはめったにありません。次回、日本で皆既月食と惑星食が同時に起こるのは2344年になります。地球全体でみても、次回は2106年の部分月食で、皆既月食となると2235年までないようです(全惑星食が対象)。
今回は小笠原諸島を除く日本の多くのエリアで見ることができます。天王星は肉眼で見るには難しい明るさのため、双眼鏡や望遠鏡を使ってお楽しみください。
▼天王星食の時刻(地域で異なる)
・那覇 潜入開始 20時13分(皆既食中)
出現開始 20時54分(部分食中)
・東京 潜入開始 20時41分(皆既食中)
出現開始 21時22分(部分食中)
・札幌 潜入開始 20時49分(部分食中)
出現開始 21時47分(部分食中)
惑星食の現象は珍しいものではありませんが、月食の最中に起こることはめったにありません。次回、日本で皆既月食と惑星食が同時に起こるのは2344年になります。地球全体でみても、次回は2106年の部分月食で、皆既月食となると2235年までないようです(全惑星食が対象)。
参考資料など
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/