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【東日本】花粉飛散傾向2023

2022/10/04 10:55 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東・山梨北陸・長野東海

■関東・山梨
雄花の生育に適した夏 前年比で飛散量増

過去10年の花粉飛散量と2023年予想
2022年夏の日照時間は概ね平年並みとなり、暖かい空気に覆われる日が多く、気温は平年よりもかなり高くなりました。

2022年の花粉の飛散量は2021年と概ね同様の水準でしたが、今夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2023年春の花粉飛散量は2022年の103~155%、平年の89~118%になる予想です。

飛散量がやや増えて症状が重くなる可能性があります。特に、晴れて風が強い日は飛散量が増える傾向にあるため、油断せずに対策を行ってください。

    2022年比 平年比
茨城   121%  113%
栃木   139%  117%
群馬   141%  113%
埼玉   127%  114%
千葉   155%  113%
東京   129%  118%
神奈川  103%  110%
山梨   119%   89%

■北陸・長野
多かった前シーズンの反動 前年比で飛散量減

過去10年の花粉飛散量と2023年予想
2022年夏の日照時間は概ね平年並みとなり、暖かい空気に覆われる日が多く、気温は平年よりもかなり高くなりました。

2022年の花粉飛散量は北陸を中心に2021年を上回りましたが、2023年の花粉飛散量は2022年を下回ると見ています。ただ、長野県では2022年を上回る見通しとなっています。

今夏の天候とここ数年の飛散傾向から、北陸の2023年春の花粉飛散量は2022年の60〜80%、平年の78〜106%になる予想です。晴れて気温が上がる日には花粉が大量に飛ぶおそれがあるため、油断せずに対策を行ってください。

     2022年比 平年比
長野   123%  114%
新潟   60%   83%
富山   70%   78%
石川   80%  106%
福井   75%   97%

なお、北陸で春に飛散するのは、スギ花粉が中心で、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海
雄花の生育に適した夏 飛散量はほぼ前年並み

過去10年の花粉飛散量と2023年予想
2022年夏の日照時間は概ね平年並みとなり、暖かい空気に覆われる日が多く、気温は平年よりも高くなりました。

2022年春の花粉飛散量は概ね2021年と同様の水準でしたが、三重県では減少となりました。

今夏の天候とここ数年の飛散傾向から、2023年春の花粉飛散量は2022年の96〜154%、平年の98〜110%になる予想です。特に、三重県の花粉飛散量は2022年の約1.5倍と大幅に上回ると見ています。

2022年よりも飛散量が増えて、症状が重くなる地域が多くなる見込みです。晴れて気温が上がる日には花粉が大量に飛ぶおそれがあるため、油断せずに対策を行ってください。

     2022年比 平年比
静岡   96%  102%
愛知   125%  110%
岐阜   110%  109%
三重   154%   98%