暑くても体は秋を感じている
季節の変わり目は体に負担がかかるものです。特に今夏は酷暑といわれ、季節の変化に体が追いついていないかもしれません。
「秋は肺の不調が起きやすく、特に呼吸器系のトラブルとして自覚されることが多いです。まだ暑さが残る地域もありますが、東洋医学で暦を重視しているように、立秋を過ぎると肺の不調が起きやすくなるので養生していきたいのです。
呼吸器系は、現代医学では上気道(鼻、咽頭、喉頭)、下気道(気管、気管支)、 肺と分けられていますが、今回は肺を中心に気管支を強化するために重要なツボを3つご紹介します」(瀬戸先生)
「秋は肺の不調が起きやすく、特に呼吸器系のトラブルとして自覚されることが多いです。まだ暑さが残る地域もありますが、東洋医学で暦を重視しているように、立秋を過ぎると肺の不調が起きやすくなるので養生していきたいのです。
呼吸器系は、現代医学では上気道(鼻、咽頭、喉頭)、下気道(気管、気管支)、 肺と分けられていますが、今回は肺を中心に気管支を強化するために重要なツボを3つご紹介します」(瀬戸先生)
肺を強化するツボ
秋の呼吸器の不調によいツボを紹介します。ツボは指先でじんわりと10秒ほど押し、少し休んで数回繰り返します。
「この時期、咳が気になる人、呼吸器から始まるかぜをひきやすい人にオススメです。不調がない人でも、日頃の健康維持に役立ちます」(瀬戸先生)
「この時期、咳が気になる人、呼吸器から始まるかぜをひきやすい人にオススメです。不調がない人でも、日頃の健康維持に役立ちます」(瀬戸先生)
華盖(かがい)
「身体の真ん中で、第一肋間(鎖骨すぐ下の第1肋骨とその下の第2肋骨の間)の高さにあるツボです。気管支への刺激をやわらげ、咳を抑えることもできます。
手のひらを当ててぐるぐると回すようにマッサージしたり、カイロなどを当てて温めるのも効果的です」(瀬戸先生)
手のひらを当ててぐるぐると回すようにマッサージしたり、カイロなどを当てて温めるのも効果的です」(瀬戸先生)
天府(てんぷ)
「上腕の前面の外側で、脇から肘に向かって指4本分下がったところにあるツボです。呼吸器系が疲れている人は、押すとかなり痛いと感じます。
天府は、手太陰肺経という肺につながる経絡の上にあります。このツボの辺りがだるかったり、よく疲れたりする場合は、肺が弱ってカゼをひきやすくなっているかもしれません。睡眠をしっかりととって、身体を休めるモードにしてください」(瀬戸先生)
天府は、手太陰肺経という肺につながる経絡の上にあります。このツボの辺りがだるかったり、よく疲れたりする場合は、肺が弱ってカゼをひきやすくなっているかもしれません。睡眠をしっかりととって、身体を休めるモードにしてください」(瀬戸先生)
大杼(だいじょ)
「後頭部の両端で第7頸椎(下をむいた時に最もでっぱる骨)の下にある背骨のうち第1と第2番目の間から1寸半(4.5cm)外側にあるツボです。呼吸器系が疲れていると、この辺りからコリが発生します。ツボを指で押すだけでなく、カイロや蒸しタオルで温めるのも有効です。
また、肩を回す運動も、大杼の辺りのコリ予防によく、呼吸筋を鍛えて肺を強化にもつながりオススメです」(瀬戸先生)
肺は、免疫にもつながりがあるので、免疫力UPのためにもツボは効果的だといいます。
「食事で注意したいこともあります。辛いものは、東洋医学では肺によいとされているのですが、取り過ぎはいけません。逆に肺を傷めてしまうので、ほどほどにしましょう。
また、ミント系のスーッとするものは肺の熱を奪い、肺気虚(はいききょ)という肺の力が弱くなった状態にしてしまいます。こちらも、取り過ぎないようにします」(瀬戸先生)
秋が深まるとますます空気が冷えて乾燥し、体調に影響が出やすくなります。今のうちからケアして、元気に過ごせるようにしておきましょう。
» アプリ お天気ニュース記事一覧» お天気ニュース記事一覧
また、肩を回す運動も、大杼の辺りのコリ予防によく、呼吸筋を鍛えて肺を強化にもつながりオススメです」(瀬戸先生)
肺は、免疫にもつながりがあるので、免疫力UPのためにもツボは効果的だといいます。
「食事で注意したいこともあります。辛いものは、東洋医学では肺によいとされているのですが、取り過ぎはいけません。逆に肺を傷めてしまうので、ほどほどにしましょう。
また、ミント系のスーッとするものは肺の熱を奪い、肺気虚(はいききょ)という肺の力が弱くなった状態にしてしまいます。こちらも、取り過ぎないようにします」(瀬戸先生)
秋が深まるとますます空気が冷えて乾燥し、体調に影響が出やすくなります。今のうちからケアして、元気に過ごせるようにしておきましょう。
» アプリ お天気ニュース記事一覧» お天気ニュース記事一覧