ダニ対策には洗濯!
枕は汚れや臭いだけでなく、ダニ対策にも注意が必要です。
家の中にいるダニは、1mm以下と小さいので肉眼ではほとんど見つけることができません。家の中にいる代表的な「チリダニ」は、気温22〜28℃、湿度60℃以上の環境を好み、人やペットのフケやアカなどをエサに繁殖します。寝具、特に汗をかきやすい頭部に接する枕はダニにとって快適な環境になりやすいといいます。
また、このチリダニの死骸や排泄物に含まれる特定のたんぱく質が、アレルギーの原因(ダニアレルゲン)になるのです。
ダニのアレルギーは、くしゃみや鼻詰まりのほか、咳、目や皮膚などのかゆみ、気管支ぜんそくなどを引き起こすことがあります。長時間触れることになる寝具、特に鼻や口に近い枕は清潔にしておきたいものです。
ただ、枕そのもののお手入れは天日干し程度が多いのではないでしょうか。ライオン株式会社お洗濯マイスターの大貫和泉さんに枕の洗い方のポイントを教えていただきます。
「天日干ししたり叩いたりするのは、湿気は解消できても、ダニのアレルゲンを十分に落とすことができません。生きているダニは周囲の繊維にしがみつくからです。
ダニのアレルゲンは水に溶けやすい性質のため、水洗いすれば効果的に落とすことができます。実際に、枕に使用されている布で、洗濯によるダニのフン由来のアレルゲン物質を調べたところ、除去率は99.9%でした(大貫さん)
家の中にいるダニは、1mm以下と小さいので肉眼ではほとんど見つけることができません。家の中にいる代表的な「チリダニ」は、気温22〜28℃、湿度60℃以上の環境を好み、人やペットのフケやアカなどをエサに繁殖します。寝具、特に汗をかきやすい頭部に接する枕はダニにとって快適な環境になりやすいといいます。
また、このチリダニの死骸や排泄物に含まれる特定のたんぱく質が、アレルギーの原因(ダニアレルゲン)になるのです。
ダニのアレルギーは、くしゃみや鼻詰まりのほか、咳、目や皮膚などのかゆみ、気管支ぜんそくなどを引き起こすことがあります。長時間触れることになる寝具、特に鼻や口に近い枕は清潔にしておきたいものです。
ただ、枕そのもののお手入れは天日干し程度が多いのではないでしょうか。ライオン株式会社お洗濯マイスターの大貫和泉さんに枕の洗い方のポイントを教えていただきます。
「天日干ししたり叩いたりするのは、湿気は解消できても、ダニのアレルゲンを十分に落とすことができません。生きているダニは周囲の繊維にしがみつくからです。
ダニのアレルゲンは水に溶けやすい性質のため、水洗いすれば効果的に落とすことができます。実際に、枕に使用されている布で、洗濯によるダニのフン由来のアレルゲン物質を調べたところ、除去率は99.9%でした(大貫さん)
枕の洗い方のポイント
枕は羽毛やわた、パイプなど使われている素材は様々です。それぞれの素材に合わせた、上手な洗い方を教えていただきましょう。
「まず、洗濯する前にタグなどの洗濯表示で、洗濯可能なものか確認します。『洗濯おけ』『手洗い』マークがついていれば、家庭で洗うことができます。洗剤は中性のおしゃれ着用洗剤がおすすめです。
洗濯表示を確認したら、枕のつめものの素材に合わせて、以下に紹介する方法で洗濯してください」(大貫さん)
▼ポリエステル・わた・羽毛
洗い方:洗濯機の洗濯槽を桶代わりに使い、押し洗いする。水を2回ほど換えて、押し洗いで濯(すす)ぐ。
「ポリエステル・わた・羽毛がつめものの枕は浮きやすいので押し洗いします。乾かすときは、ときどき両側から叩いて中のわたや羽毛をほぐし、偏りができないようにします」(大貫さん)
▼パイプ・ポリエチレン
洗い方:洗濯ネットに入れて、上記と同様に洗う。
「パイプ・ポリエチレンの場合、洗濯している間にファスナーが開いて中身が出てしまうことがあります。目の細かい洗濯ネットに入れておきましょう。また、乾燥するとき途中何度か向きを変えると、パイプの中に水が溜まったままになるのを防げます」(大貫さん)
▼炭パイプ
洗い方:上記と同様に洗う。
「注意したいのは柔軟剤です。炭の表面が柔軟剤の成分を吸着し、炭パイプの脱臭効果等を低下させてしまいます。柔軟剤は使わないようにしましょう」(大貫さん)
なお、枕を干すときには洗濯ネットに入れて、ネットごとハンガーに吊るすといいといいます。
夏の間に溜まった汚れやダニ対策のためにも、定期的に枕のお手入れをしてはいかがでしょうか。
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「まず、洗濯する前にタグなどの洗濯表示で、洗濯可能なものか確認します。『洗濯おけ』『手洗い』マークがついていれば、家庭で洗うことができます。洗剤は中性のおしゃれ着用洗剤がおすすめです。
洗濯表示を確認したら、枕のつめものの素材に合わせて、以下に紹介する方法で洗濯してください」(大貫さん)
▼ポリエステル・わた・羽毛
洗い方:洗濯機の洗濯槽を桶代わりに使い、押し洗いする。水を2回ほど換えて、押し洗いで濯(すす)ぐ。
「ポリエステル・わた・羽毛がつめものの枕は浮きやすいので押し洗いします。乾かすときは、ときどき両側から叩いて中のわたや羽毛をほぐし、偏りができないようにします」(大貫さん)
▼パイプ・ポリエチレン
洗い方:洗濯ネットに入れて、上記と同様に洗う。
「パイプ・ポリエチレンの場合、洗濯している間にファスナーが開いて中身が出てしまうことがあります。目の細かい洗濯ネットに入れておきましょう。また、乾燥するとき途中何度か向きを変えると、パイプの中に水が溜まったままになるのを防げます」(大貫さん)
▼炭パイプ
洗い方:上記と同様に洗う。
「注意したいのは柔軟剤です。炭の表面が柔軟剤の成分を吸着し、炭パイプの脱臭効果等を低下させてしまいます。柔軟剤は使わないようにしましょう」(大貫さん)
なお、枕を干すときには洗濯ネットに入れて、ネットごとハンガーに吊るすといいといいます。
夏の間に溜まった汚れやダニ対策のためにも、定期的に枕のお手入れをしてはいかがでしょうか。
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