台風7号(ムーラン)が南シナ海で発生
日本への影響なし
2022/08/09 16:36 ウェザーニュース
8月9日(火)15時、南シナ海で発達中の熱帯低気圧が台風7号(ムーラン)になりました。8月に入って1つめの台風発生です。
この先は進路を西よりにとってベトナム方面に進み、勢力を落として熱帯低気圧になる予想です。日本への直接の影響はありません。
▼台風7号 8月9日(火)15時
中心位置 南シナ海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北東 20 km/h
中心気圧 996 hPa
最大風速 18 m/s
最大瞬間風速 25 m/s
沖縄・奄美や西日本で強雨に注意
台風6号はこのまま東シナ海を北上し、明日8月1日(月)12時までには勢力を落として熱帯低気圧になる見込みです。
ただ、台風5号が引き込む暖かく湿った空気と、台風6号の影響で、沖縄や奄美、西日本などで局地的に雨雲が発達しています。この状況は明日8月1日(月)にかけて続く予想です。大雨による低地の浸水や土砂災害、河川の増水・氾濫に注意・警戒してください。
九州や四国の太平洋側などでは、これまでの雨で土の中の水分量が多くなっているところもあるため、引き続き災害の発生に警戒してください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
東京都 13 %
沖縄県大東島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む
3号 南シナ海を北西に進み中国の華南へ
台風3号は発達して、1日(金)9時に風速25m/s以上の風が吹く暴風域が出来ました。今後もやや発達しながら南シナ海を北西に進み、3日(日)頃には中国の華南へ接近・上陸する見通しです。
中国に上陸後は勢力を落として熱帯低気圧になる予想で、日本への影響はない見込みです。
8月は年間で最も台風発生の多い時期
平年の台風発生数
台風が発生するのは7月31日(日)以来の9日ぶりで、8月に入ってからは1つ目の発生です。
8月の台風発生数の平年値は5.7個で、例年台風の発生が一番多い時期です。日本に影響のある台風が発生することも考えられるため、台風への備えを進めてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風7号の名前「ムーラン(Mulan)」は中国が提案した名称で、花の名前が由来です。