赤外画像ではほとんど雲が写らず
気象衛星ひまわり8号による可視画像と赤外画像を比べると、可視画像では台風の雲の渦が確認できますが、赤外画像にははっきりと写っていません。
背の高い雲ほど白く映る赤外画像で確認できないということは、台風の中心を取り巻いている雲はあまり発達しておらず、背が低いことを示しています。むしろ、宮崎県などにかかっている、台風から離れた所にある雲の方が発達している状況です。
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背の高い雲ほど白く映る赤外画像で確認できないということは、台風の中心を取り巻いている雲はあまり発達しておらず、背が低いことを示しています。むしろ、宮崎県などにかかっている、台風から離れた所にある雲の方が発達している状況です。
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台風が湿った空気を送り込む役割
ただ、台風そのものの勢力が弱くても、周囲を吹く風によって南から日本列島に暖かく湿った空気が送り込まれ、雨雲を発達させています。
今日は九州や四国の太平洋側に活発な雨雲がかかり、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨を観測しました。明日5日(火)にかけては紀伊半島や東海など、さらに東のエリアでも雨の強まる所がある見込みです。
台風の予想進路だけでは大雨のタイミングが把握できませんので、雨雲レーダーや予想などを確認の上、しっかりと雨対策を行うようにしてください。
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今日は九州や四国の太平洋側に活発な雨雲がかかり、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨を観測しました。明日5日(火)にかけては紀伊半島や東海など、さらに東のエリアでも雨の強まる所がある見込みです。
台風の予想進路だけでは大雨のタイミングが把握できませんので、雨雲レーダーや予想などを確認の上、しっかりと雨対策を行うようにしてください。
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参考資料など
気象衛星画像:NICT-情報通信研究機構