日本に近づく可能性も 今後の動向に注意
台風を移動させる風が比較的弱いため、進路予報の誤差が非常に大きくなっています。5日先の予報円の大きさは半径520kmと非常に大きく、これは台風の大きさや強さではなく、進路の誤差が大きいことを示しています。
台風1号は今後も北上を続け、来週後半には進路を北東方向に変える可能性が高いとみられます。東京都の小笠原諸島や伊豆諸島などに影響を及ぼすことが想定されるため注意が必要です。
台風1号は今後も北上を続け、来週後半には進路を北東方向に変える可能性が高いとみられます。東京都の小笠原諸島や伊豆諸島などに影響を及ぼすことが想定されるため注意が必要です。
本州に台風が直撃する可能性は低いものの、来週後半以降の影響はまだ不確実性が高い状況です。間接的に前線の雨雲を発達させたり、強風や高波の影響が及んだりする可能性も否定できません。
発達の程度もまだ誤差がありますが、週明けには暴風域を伴いながら非常に強い勢力になるおそれがあります。今後の動向を注視するようにしてください。
発達の程度もまだ誤差がありますが、週明けには暴風域を伴いながら非常に強い勢力になるおそれがあります。今後の動向を注視するようにしてください。
4月の平年の発生数は0.6個 この時期の発生も珍しくない
台風1号は、2022年になってから初めて発生した台風です。昨年12月に発生した台風22号以来、およそ4か月ぶりの台風となります。
例年の北西太平洋では、1〜3月に台風の発生が最も少ない時期を迎え、4月頃から徐々に発生が増えはじめます。
過去10年間の統計を見ると、4月末までに台風の発生数が0だった年は2回しかなく、この時期に台風が発生することは珍しいことではないと言えます。
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例年の北西太平洋では、1〜3月に台風の発生が最も少ない時期を迎え、4月頃から徐々に発生が増えはじめます。
過去10年間の統計を見ると、4月末までに台風の発生数が0だった年は2回しかなく、この時期に台風が発生することは珍しいことではないと言えます。
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フィリピンの東で別の台風が発生する可能性も
台風1号とは別に、フィリピンの東でも熱帯低気圧が発達中です。気象庁は、この熱帯低気圧についても24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しています。次に台風が出来ると「台風2号」と呼ばれることになります。
この熱帯低気圧はしばらくフィリピンの東で停滞する見込みです。
この熱帯低気圧はしばらくフィリピンの東で停滞する見込みです。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風1号の名前「マラカス (Malakas)」はフィリピンが提案した名称で、「強い」を意味する言葉からとられています。
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台風1号の名前「マラカス (Malakas)」はフィリピンが提案した名称で、「強い」を意味する言葉からとられています。
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