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噴火警戒レベル2の御嶽山 火山活動のやや高まった状態が続く

2022/03/08 16:17 ウェザーニュース

長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山は火山活動のやや高まった状態が続いています。噴火警戒レベル2の火口周辺規制が継続中です。

火山性地震や微動が断続的に発生

御嶽山では先月23日の午後から火山性地震が増加しました。さらに火山性微動も発生し、山頂付近に設置された傾斜計で隆起する変化が見られたため、気象台は噴火警戒レベル2に引き上げています。

その後も火山性地震は多い日で1日に5回前後発生し、今日8日(火)は15時までに1回起きました。また、火山性微動も断続的に発生し、傾斜計では隆起する変化も現れています。

これらのことから火山活動はやや高まった状態が続いていると考えられます。剣ヶ峰南西斜面の79-9火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石に警戒が必要です。噴火した場合、風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれる小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。
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