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御嶽山|火山情報

2022/06/23 14:14 ウェザーニュース

噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続。 地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
最新の御嶽山映像

気象庁の火山解説

火山活動の状況

御嶽山では、2月23日に火山性地震が増加し、火山性微動とともに地獄谷付近の隆起を示唆する地殻変動も観測されました。その後も、火山性地震及び火山性微動が増減を繰り返しながら発生していましたが、3月中旬以降、地震活動は低調に経過し、火山性微動は3月19日以降観測されていません。GNSS連続観測では、2月下旬以降、山体膨張を示すと考えられる変化が認められていましたが、4月以降は停滞しています。また、6月4日に実施した現地調査では、剣ヶ峰山頂付近の噴煙や火山ガスの状況に特段の変化は認められませんでした。
火山活動は静穏な状態に戻る傾向にあり、剣ヶ峰南西斜面の地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっています。このため、23日14時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
ただし、地獄谷火口内では、火山灰等の噴出が突発的に発生する可能性があります。また、2月23日のような火山活動は今後も起こる可能性がありますので、火山活動の推移に注意してください。

防災上の警戒事項等

地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
地元自治体等が行う立入規制等に従い、また、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください。