しぶんぎ座流星群が出現ピーク
新年早々の2022年1月4日(火)5時から6時頃、「しぶんぎ座流星群」の活動がピークを迎えます。今回は、1月4日(火)未明から明け方が1番の見頃となる予想です。
しぶんぎ座流星群は出現する流星数の多さから、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と共に「三大流星群」の一つとされています。
東京では放射点が23時頃から昇ってきます。放射点が高くなるにつれて流星の極大に向かっていくため、流星数は急激に増加していきそうです。今回は月明かりの心配もないため、流星観測には絶好の条件となります。
国立天文台によると、ピーク時で空の暗い場所では1時間あたり50個以上の流星が流れる可能性があるとのこと。ただ、年によって流星数が変化することも知られているため、1時間あたり30個程度にとどまる可能性もあるようです。
なるべく空の広い範囲を見渡すようにして、流星観測をお楽しみください。
しぶんぎ座流星群は出現する流星数の多さから、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と共に「三大流星群」の一つとされています。
東京では放射点が23時頃から昇ってきます。放射点が高くなるにつれて流星の極大に向かっていくため、流星数は急激に増加していきそうです。今回は月明かりの心配もないため、流星観測には絶好の条件となります。
国立天文台によると、ピーク時で空の暗い場所では1時間あたり50個以上の流星が流れる可能性があるとのこと。ただ、年によって流星数が変化することも知られているため、1時間あたり30個程度にとどまる可能性もあるようです。
なるべく空の広い範囲を見渡すようにして、流星観測をお楽しみください。
月が水星、土星、木星に次々接近
1月上旬、日の入りから1時間ほどたって空が暗くなった頃、南西の空には明るく輝く木星が見えます。木星からさらに20度ほど空の低い位置には土星が、さらに低いところには水星も輝いているので注目です。
1月4日(火)~6日(木)にかけては、新月を迎えたあとの細い月が、徐々に膨らみながら次々と水星・土星・木星に接近します。
特に水星との接近は、日の入り30分後の高度が10度ほどと空の低いところで起こるため、南西の地平線が開けた場所からの観測が必要です。双眼鏡を用意すると、さらに見やすくなります。
▼月や惑星の沈む時間(東京)
・4日(火)
水星 18:06頃 土星 18:54頃 木星 20:27頃 月 18:12頃
・5日(水)
水星 18:09頃 土星 18:51頃 木星 20:24頃 月 19:25頃
・6日(木)
水星 18:11頃 土星 18:48頃 木星 20:21頃 月 20:35頃
1月4日(火)~6日(木)にかけては、新月を迎えたあとの細い月が、徐々に膨らみながら次々と水星・土星・木星に接近します。
特に水星との接近は、日の入り30分後の高度が10度ほどと空の低いところで起こるため、南西の地平線が開けた場所からの観測が必要です。双眼鏡を用意すると、さらに見やすくなります。
▼月や惑星の沈む時間(東京)
・4日(火)
水星 18:06頃 土星 18:54頃 木星 20:27頃 月 18:12頃
・5日(水)
水星 18:09頃 土星 18:51頃 木星 20:24頃 月 19:25頃
・6日(木)
水星 18:11頃 土星 18:48頃 木星 20:21頃 月 20:35頃
水星が東方最大離角
1月7日(金)に水星が「東方最大離角」を迎え、見頃となります。普段は見づらい水星が、7日(金)から11日(火)の間は日の入り30分後の水星の高度が10度を超える(東京の場合)ため、見るチャンスです。
最大離角とは、水星や金星などの地球よりも内側を公転する内惑星が、地球から見て最も太陽から離れる角度に位置することをいいます。地球から見て内惑星が太陽のもっとも東にあるときを東方最大離角、また反対に最も西にあるときを西方最大離角といいます。
内惑星は地球から見ると常に太陽に近い方向に見えることから、日の入り後の西の低空か日の出前の東の低空にしか現れず、観測しづらい惑星です。
今回は日の入り後の西南西の低空に姿を現すので、こちらの方角が開けた場所から水星観測をお楽しみください。なお、双眼鏡があるとより見つけやすくなります。
▼水星が沈む時間(東京)
7日(金) 18:13頃
9日(日) 18:15頃
11日(火) 18:15頃
最大離角とは、水星や金星などの地球よりも内側を公転する内惑星が、地球から見て最も太陽から離れる角度に位置することをいいます。地球から見て内惑星が太陽のもっとも東にあるときを東方最大離角、また反対に最も西にあるときを西方最大離角といいます。
内惑星は地球から見ると常に太陽に近い方向に見えることから、日の入り後の西の低空か日の出前の東の低空にしか現れず、観測しづらい惑星です。
今回は日の入り後の西南西の低空に姿を現すので、こちらの方角が開けた場所から水星観測をお楽しみください。なお、双眼鏡があるとより見つけやすくなります。
▼水星が沈む時間(東京)
7日(金) 18:13頃
9日(日) 18:15頃
11日(火) 18:15頃
2022年 地球から最も遠い満月
2021年は12月19日(日)に地球から最も遠い満月となりましたが、その約1カ月後の1月18日(火)は、2022年で地球から最も遠い満月です。
地球の周りを公転する月の軌道は楕円形で、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化しています。このため、満月や新月のときの地球と月の距離は毎回異なります。
月は1月14日(金)18時26分に遠地点(地球から最も遠ざかる点)を通過し、18日(火)の8時48分に満月となります。満月のときの地心距離(地球の中心と天体の中心の間の距離)は約40万1000キロメートル、月の視直径(角度で表す天体の見かけの大きさ)は約29分47秒角です。
2022年で最も地球に近い満月は、7月14日(木)です。今回の満月は、7月14日の満月に比べて視直径が約11パーセント小さく、面積は約21パーセント少なくなります。
地球の周りを公転する月の軌道は楕円形で、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化しています。このため、満月や新月のときの地球と月の距離は毎回異なります。
月は1月14日(金)18時26分に遠地点(地球から最も遠ざかる点)を通過し、18日(火)の8時48分に満月となります。満月のときの地心距離(地球の中心と天体の中心の間の距離)は約40万1000キロメートル、月の視直径(角度で表す天体の見かけの大きさ)は約29分47秒角です。
2022年で最も地球に近い満月は、7月14日(木)です。今回の満月は、7月14日の満月に比べて視直径が約11パーセント小さく、面積は約21パーセント少なくなります。
1月の満月、英語で“Wolf Moon”
1月の月は、18日(火)8時48分頃に満月の瞬間を迎えます。
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。
1月は”Wolf Moon(狼月)”です。1月は、「真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠え」にちなんで名付けられています。
» 月の出・入りの時間は?
» 現在地の天気予報を確認
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけていました。
1月は”Wolf Moon(狼月)”です。1月は、「真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠え」にちなんで名付けられています。
» 月の出・入りの時間は?
» 現在地の天気予報を確認
参考資料など
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
『月刊星ナビ』アストロアーツ
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
『月刊星ナビ』アストロアーツ