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【東日本】花粉飛散傾向2022

第2回花粉飛散傾向

2021/12/01 13:06 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東・山梨北陸・長野東海

■関東・山梨
飛散開始は2月上旬 飛散量は2021年並〜やや多い予想

関東・山梨:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並か低くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。
飛散時期に影響が大きい2月の気温はほぼ平年並となる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、2月上旬と予想しています。その後2月下旬〜3月下旬にスギ花粉、3月下旬〜4月中旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2022年予想
花粉飛散量は平年の84〜112%、2021年シーズンの95〜123%になる予想です。雄花調査では雄花の数が2021年シーズンに比べて関東では同程度でしたが、風向きにより花粉の飛散元となり得る関東近隣県で多くなっていると判断できたため、前回発表よりも予想飛散量が多くなっています。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することがあるので、シッカリと対策を行ってください。

     2021年比 平年比
茨城   95%  98%
栃木   99%   98%
群馬   115%  110%
埼玉   112%  103%
千葉   101%  102%
東京   115%  112%
神奈川  106%  104%
山梨   123%  84%

■北陸・長野
飛散開始は2月下旬 飛散量は2021年並〜やや多い予想

北陸・長野:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並か低くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散時期に影響が大きい2月の気温はほぼ平年並となる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、2月下旬と予想しています。その後3月上旬〜4月上旬にスギ花粉、4月上旬〜4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2022年予想
花粉飛散量は平年の72〜88%、2021年シーズンの119〜149%になる予想です。雄花調査では雄花の数が2021年シーズンに比べて同程度~多いと判断できたため、前回発表よりも予想飛散量が多くなっているエリアがあります。2021年より飛散量が増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があるため、シッカリと対策を行ってください。

     2021年比 平年比
長野  119%   72%
新潟  130%   88%
富山  126%   75%
石川  149%   88%
福井  127%   75%

なお、北陸で春に飛散する花粉はスギがメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海
飛散開始は広範囲で2月中旬 飛散量は2021年並の予想 

東海:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並か低くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散時期に影響が大きい2月の気温はほぼ平年並となる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、静岡県など早いエリアでは2月上旬、愛知県などでは2月中旬と予想しています。その後2月下旬〜3月下旬にスギ花粉、3月下旬〜4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2022年予想
花粉飛散量は平年の91〜108%、2021年シーズンの87〜118%になる予想です。雄花調査では雄花の数が2021年シーズンに比べて同程度~多いと判断できたため、前回発表よりも予想飛散量が多くなっているエリアがあります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。

     2021年比 平年比
静岡  100%   91%
愛知  99%   91%
岐阜  118%   107%
三重  87%   108%