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【北日本】花粉飛散傾向2022

第2回花粉飛散傾向

2021/12/01 13:02 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
北海道東北北部東北南部

■北海道(※シラカバ花粉)
飛散開始は4月下旬 飛散量は2021年比で大幅増

北海道:シラカバ花粉の飛散ピーク予想
この冬から春の気温傾向は平年並か高くなる見込みで、4月以降、寒さが緩むタイミングでシラカバ花粉が飛び始めます。

花粉の飛散開始時期は過去10年と比べるとやや早いか同程度で、道南や道央など早い所では4月下旬、その他のエリアでも4月下旬から5月にかけてシラカバ花粉のシーズンに入るとみています。

飛散ピークは道南や道央エリアでゴールデンウィーク前後、道北や道東では5月中旬で、6月に入ると段々と飛散量は少なくなる見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2022年予想
シラカバ花粉の飛散量は平年の140%、2021年シーズンの178%となる予想です。飛散量が多くなる予想ですので、例年以上にシッカリとした対策を行ってください。

    2021年比 平年比
北海道 178% 140%

■東北北部
飛散開始は3月上旬 2021年比で飛散量は増

東北北部:スギ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並か高くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散開始時期に影響が大きい2月から3月はじめの気温は、ほぼ平年並の予想。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べると同程度で、3月上旬に花粉シーズンに入ると予想しています。

飛散ピークは3月中旬〜4月中旬で、その後飛散量が段々と少なくなる見込みです。
過去10年の花粉飛散量と2022年予想
スギ花粉の飛散量は平年の100〜110%、2021年シーズンの115〜138%になる予想です。2021年より飛散量がやや増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。

   2021年比 平年比
青森 124% 100%
岩手 138% 110%
秋田 115% 102%

なお、東北北部で春に多く飛散する花粉はスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

■東北南部
2月中旬から飛び始め 飛散量は2021年並

東北南部:スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
この冬の気温傾向は平年並か高くなる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。

飛散時期に影響が大きい2月の気温はほぼ平年並となる予想です。花粉の飛散開始時期は過去10年と比べるとやや早いか同程度で、早ければ2月中旬にも太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。その後3月上旬〜4月上旬にスギ花粉、4月中旬~4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
花粉飛散量は平年の116〜134%、2021年シーズンの105〜114%になる予想です。雄花調査では雄花の数が2021年シーズンに比べて同程度~多いと判断できたため、前回発表よりも予想飛散量が多くなっているエリアがあります。一時的・局地的には大量の花粉が飛散することがあるので、シッカリと対策を行ってください。

    2021年比 平年比
宮城   114%  134%
山形   105%  119%
福島   105%  116%

なお、東北南部で春に飛散する花粉はスギがメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。