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超大型の台風18号接近で沖縄は荒天に 台風19号は小笠原諸島に影響

2021/10/10 16:54 ウェザーニュース

10日(日)15時現在、台風18号がフィリピンの東に、台風19号が南鳥島近海にそれぞれ存在します。台風18号は明日11日(月)に沖縄に最接近し、高波や風雨の影響をもたらすことが予想されますので注意が必要です。

台風17号はベトナムで熱帯低気圧に変わりました。今後も日本への影響はありません。
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明日の沖縄・先島諸島は荒天に警戒

11日(月)18時の上空の風と雨の予想
台風18号は、強風域の半径が900kmの「超大型」の台風になっています。

今日10日(日)は台風の北側に広がる雨雲が沖縄県を通過しており、短時間ながら強い雨を降らせています。また、日本の東海上に中心をもつ高気圧が大きく西に勢力を広げており、台風との間で気圧差が大きくなって風が強まっています。那覇では14時47分に最大瞬間風速19.5m/sを観測しました。

明日11日(月)は沖縄に最接近し、台風の中心に近い先島諸島では風雨が強まって荒れた天気となる予想です。最大瞬間風速30m/s前後の突風が吹くおそれもあります。買い出しは今日のうちに済ませ、荒天時の不要不急な外出は控えてください。

台風から離れている沖縄本島や奄美諸島でも、風や波の影響が続きます。特に海はうねりを伴い危険なため、決して近づかないでください。

▼台風18号 10月10日(日)15時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  超大型
 強さ階級   //
 移動     北西 20 km/h
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s

台風19号の影響は小笠原諸島に

気象庁の予報では、台風19号は12日(火)15時には暴風域を伴っていると予想されています。

台風が接近する小笠原諸島では高波の影響に注意が必要です。また、進路次第で風雨の影響も出るおそれもあるため、今後の情報に注意してください。

▼台風19号 10月10日(日)15時
 中心位置   南鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 15 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

10月の平年の発生数は3.4個

平年の台風発生数
先月の台風発生数は4個で、平年よりもやや少なくなりましたが、10月に入ってからは比較的早いペースで台風が発生しています。

10月の台風発生数の平年値は3.4個で、8月や9月に比べると少なくなります。その一方で、強い勢力のまま上陸するケースが多く、油断の出来ない時期といえます。引き続きしっかり台風への備えを行うようにしてください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風18号の名前「コンパス(Kompasu)」は日本が提案した名称で、円を描く文房具が由来のコンパス座という星座から付けられたものです。

台風19号の名前「ナムセーウン(Namtheun)」はラオスが提案した名称で、川の名前が由来です。

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