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台風14号が明日にかけて西日本から東日本を縦断 雨風強く、荒れた天気に

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2021/09/17 16:38 ウェザーニュース

今日17日(金)、台風14号が九州北部に接近しています。
台風は明日18日(土)にかけて西日本から東日本を進んでいくため、風が強く吹き、局地的に非常に激しい雨が降ります。
暴風や大雨による土砂災害などに警戒をしてください。

四国で記録的な大雨

九州の西を進んでいる台風14号の影響で九州で局地的に強い雨が降っています。また、台風から離れている四国でも台風に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み続けている影響で局地的に雨が強まっています。

特に四国では昨晩から断続的に強い雨が降っていて、24時間の降水量が300mm前後に達しています。高知県四万十町の窪川では14時までの24時間降水量が359.5mmと、平年の1か月に降る雨の量の7割が1日で降りました。

高知県西部には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
>>最新の雨雲レーダー

明日にかけて大雨や暴風に警戒

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台風14号による雨風ピーク
今後、台風は九州北部に上陸する可能性が高く、明日18日(土)の昼頃にかけて西日本を進んでいきます。明日の午後から明後日19日(日)の午前中にかけては東海沖から関東沖を東へ進む見込みです。

このため、明日になると東日本でも雨が強まってきます。台風に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで、三重県や静岡県で局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。また、関東南部でも激しい雨の降る所があります。

このあと明後日朝にかけての総雨量は、四国太平洋側の多い所で200〜300mm、九州北部や東海でも150〜200mmの大雨となる予想です。
これまでにすでに大雨になっている所がある上に、今後も断続的に強い雨が降るため、土砂災害には厳重な警戒が必要です。また、短時間強雨や大雨による道路冠水や河川の増水、氾濫にも警戒をしてください。

また、台風接近で風も強まるため、鉄道の運休や高速道路の速度制限、通行止めなど交通機関への影響が懸念されます。
>>最新の台風情報

北日本も明日は荒れた天気に

北日本は台風の接近はないものの、日本海に新たに低気圧が発生し、発達しながら北日本を通過するため、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。

短時間強雨や大雨による道路の冠水、河川の増水などに注意をしてください。太平洋沿岸では風も強まる見込みです。
>> ピンポイント天気予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
そらきちさん

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