台風14号は17日(金)午後に対馬海峡付近を通過し、日本海に進むとみられます。温帯低気圧に性質を変えるものの、勢力は維持する見込みです。

性質が変わることで風の強い領域が拡大し、17日(金)夜の上空の風の分布を見ると、中心に近い山陰や北陸など日本海側だけでなく、西日本や東海、東北などの太平洋側でも強まる予想となっています。低気圧が北東に進むのに伴って、18日(土)にかけては全国的に風が吹き荒れる見込みです。

沿岸部では瞬間的に30m/sを超えるような非常に強い風の吹くおそれがあり、鉄道や高速道路など交通機関への影響や、飛来物などに警戒が必要です。
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南からは暖かく湿った空気が流れ込むため、雨も強まります。九州や四国は台風が停滞している間から秋雨前線の影響で雨量が増え、四国の太平洋側など南からの湿った空気が山にぶつかるような地域で特に大雨となる見込みです。

また、低気圧が近くを通過する山陰から北陸、東北などでも雨が強まる予想となっています。非常に暖かな空気が北日本まで流れ込むため、普段の雨量が少ない所でも大雨のおそれがあります。

台風や低気圧の進路によって雨の強まる地域やタイミングに変化が出ますので、最新の情報を確認の上、対策を進めてください。
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