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台風14号は16日(木)午後から北東進 加速しながら日本に近づき荒天に

2021/09/14 16:01 ウェザーニュース

強い勢力の台風14号(チャンスー)は、14日(火)15時現在、東シナ海を南東にゆっくりと進んでいます。中心付近の最大風速が30m/sになり、強い勢力ではなくなりました。

しばらくは動きが遅く、16日(木)朝までは同じような場所で停滞を続ける見込みです。16日(木)午後になると上空の気圧の谷と一体化するような形で北東に動き始めます。温帯低気圧に性質を変えながら加速して日本海方面へ向かう予想で、全国の広い範囲で大荒れとなるおそれがあります。

▼台風14号 9月14日(火)15時
 存在地域   東シナ海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     南東 ゆっくり
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 40 m/s
>>最新の台風情報

17日(金)には加速しながら北東進

17日(金)の予想天気図
台風14号を移動させる風が弱くなり、北側には高気圧があって行く手を阻まれるため、16日(木)朝までは東シナ海でほとんど停滞する予想です。停滞中はさらに勢力が落ちていくとみられます。

16日(木)午後になると行く手を阻んでいた高気圧が東に離れ、上空の気圧の谷と一体化するような形で東に移動を始める見込みです。17日(金)以降は上空の強い西風ジェット気流に乗って加速し、17日(金)15時は北東に時速25km、18日(土)15時には時速45kmで北日本に進む予想となっています。

速度が上がることで17日(金)以降は天気が急速に悪化します。備えは早めに行うようにしてください。

低気圧に変わっても強い雨風に警戒を

18日(土)朝までの12時間予想雨量
台風から温帯低気圧に変わったとしても、油断できません。勢力は維持もしくは再発達して強まる見込みです。温帯低気圧に性質が変わると、強風の範囲はむしろ拡大。全国の範囲で風や雨が強まるおそれがあります。

低気圧や前線通過時には激しい雨が降り、交通機関に影響が及んだり、停電が発生するほどの強風が吹き荒れるタイミングがあるので警戒が必要です。

台風の進路や速度によって影響が出始めるタイミングや、影響の及ぶエリア、雨風の強さが変わるため、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。
>>10日先までの天気(無料)

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風14号の名前「チャンスー(Chanthu)」はカンボジアが提案した名称で、花の名前からとられています。
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