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台風14号、土曜日の予報円直径は1000km超!? 大きさを決める2つの要素とは

2021/09/13 12:27 ウェザーニュース

現在、東シナ海にある台風14号は、週後半にかけて東に進路を変えて日本列島に近づく予想となっています。

ただ、週後半の予報円が大きく、どのような影響が出るか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

台風の予報円とは?

台風発生時に気象庁から発表される台風の進路予想。その中で使われている予報円ですが、非常にコンパクトな時もあれば、日本を覆うほど大きい時もあります。

この大きさはどのような要素で決まっているのでしょうか。

気象庁から発表される予報円は70%の確率で台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。気象庁では複数の予測モデルの計算結果を踏まえて予報を発表しており、予報円が大きい場合は計算結果による予報幅が大きいことを示しています。

予報円の大きさを決める2つの要素「方向」と「速度」

「方向」と「速度」が予報円の決め手となります。これは極東風や偏西風といった上空の風の流れや、高気圧・低気圧の位置関係によって大きく変化します。

今年は偏西風が北に蛇行しており、南に下ってくるタイミングで台風の動向が変わるため、特に「速度」に大きな予報の幅があると見られます。

予報円は都度変化しますので、最新の台風情報をこまめに確認するようにしてください。
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