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明日10日(土)は九州で「線状降水帯」形成のおそれ 大雨に厳重警戒

2021/07/09 18:07 ウェザーニュース

梅雨前線の活動が活発な状態が続いています。明日10日(土)も西日本を中心に断続的に強い雨が降り、特に九州の東シナ海側では「線状降水帯」形成のリスクがあります。
また、梅雨前線は明後日11日(日)にかけても停滞するため、激しい雨や大雨による災害への警戒が続きます。

九州で線状降水帯形成のおそれ

明日10日(土)も本州付近に梅雨前線が停滞して、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発な状態が続く見込みです。

特に九州の東シナ海側では、湿った空気が流れ込みやすい状態が続き、「線状降水帯」が形成されるリスクがあります。一度発生すると1時間に60〜80mmの雨が同じところで長い時間降り続くことが考えられます。100mmを超えるような猛烈な雨が降るおそれもあります。

ここ数日で記録的な大雨となっている中国地方でも断続的に強い雨が降る見込みです。

西日本では激しい雨や大雨により、道路冠水や河川の増水や氾濫、土砂災害が発生するおそれがありますので、厳重に警戒してください。

明後日11日(日)も強雨・大雨に警戒

予想天気図 11日(日)9時
明後日11日(日)も西日本から東日本に梅雨前線が停滞します。

前線の活動はやや弱まるものの、上空には寒気が流れ込んで大気の状態が不安定になります。西日本や東日本は雨の降る所が多く、雷を伴った強雨が降り、大雨になるところがある見込みです。

先週末からの大雨で土壌の水分量が多くなっているところがありますので、土砂災害に厳重に警戒してください。
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