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大阪など関西は明日朝に激しい雨のおそれ 山陰は災害発生に厳重警戒

2021/07/07 17:24 ウェザーニュース

今日7日(水)は停滞する梅雨前線に近い、山陰から近畿を中心に断続的に激しい雨が降っています。今夜から明日8日(木)にかけて梅雨前線の位置はほとんど変わらず、総雨量が増加する見込みで、厳重な警戒が必要です。

梅雨前線に沿って発達した雨雲が次々通過

今日は梅雨前線に沿うように活発な雨雲が次々と通過して、特に鳥取県内では広い範囲で24時間雨量が200mmを上回る大雨になっています。また、発達した雨雲の一部は近畿にも広がり、兵庫県宍粟市・一宮や福崎町などは100mmを超える雨量です。

非常に暖かな空気が東シナ海から対馬海峡を通って梅雨前線に流れ込む状況は明日8日(木)にかけて続きます。今日と同様に発達した雲が次々に通過し、特に明日朝は激しい雨になる見込みです。
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明日朝は線状降水帯となるおそれ

8日(木)朝の雨雲の予想
コンピューターのシミュレーションによる明日朝の雨雲の予想を見ると、鳥取県から兵庫県を通り、大阪付近まで活発な雨雲の帯が形成されています。実際にこうした状況になれば、線状降水帯と解析される可能性があります。
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活発な雨雲の下では大規模な道路冠水を引き起こす、1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降る見込みです。鳥取県など山陰だけでなく、兵庫県から大阪府にかけての市街地でも雨の強まるおそれがあります。

近畿では雨のピークが通勤・通学の時間帯と重なる予想となっています。明日は少し早めに準備を行い、雨の状況や交通機関の運行情報を確認の上、無理な移動を避けるようにしてください。

すでに記録的な大雨となっている山陰ではさらに雨が降ることで大規模な土砂災害や河川の氾濫などのおそれがあるため、厳重な警戒が必要です。
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