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阿蘇山 噴火警戒レベルを1に引き下げ

2021/06/09 11:31 ウェザーニュース

福岡管区気象台は9日(水)11時、阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

活動は落ち着いた状況が続く

阿蘇山では5月2日の夜から火山性微動の振幅が増大したことで、噴火警戒レベルが2に引き上げられていました。福岡管区気象台によると、5月9日にかけて火山性微動の振幅の大きな状態が続いていましたが、10日は次第に小さくなり、18日以降は落ち着いた状態になっているということです。

気象台が6月1日に実施した現地調査では火口内の状況に変化はなく、2日の現地調査で観測した火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は少ない状態でした。GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線で、2020年7月頃から続いている縮みの傾向も変わらず、マグマだまりにおいてマグマの蓄積は進行していないものと考えられます。

様々な観測データで火山活動の高まりを示すものがないことから、阿蘇山・中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと見られます。

引き続き火口内では土砂や火山灰が噴出する可能性があり、火口付近では火山ガスに注意が必要です。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
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