台風3号は昨夜から、台風としての勢力を維持していないほどに衰弱した可能性がありますが、この先東シナ海で再び活発な積乱雲を伴う状態になる可能性があります。ただ、今夜には梅雨前線に取り込まれ、温帯低気圧になるものとみられます。

台風3号は、先島諸島にはまもなく、沖縄本島地方には今日午後に最接近となります。

この台風や台風から変わる予想の低気圧、梅雨前線などの影響で、沖縄や奄美では局地的に1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。

強風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、突風等に十分注意してください。

台風から変わった温帯低気圧は本州の南を北東進し、明日6日(日)に東日本の南を通過する予想です。

東海や関東などでは雨の降る可能性があります。念のため今後の情報に注意してください。
» 今いるところの10日先までの天気(無料)

今年5月に発生した台風は、台風3号の1つという結果になりました。

5月の台風発生数の平年値は1.0個ですので、台風が発生すること自体は珍しくはありません。この先は秋にかけて台風の発生が増え、日本へ接近する台風も増えることが予想されますので、風水害への備えをしっかりと進めるようにしてください。
＞＞気圧変化・頭痛対策の参考に＜天気痛予報＞

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風3号の名前「チョーイワン（Choi-wan/彩雲）」は香港が提案した名称で、色のついた雲「彩雲」が由来です。
» ウェザーニュース 台風情報