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西日本・東日本で大雨のおそれ 明日午後〜明後日明け方は線状降水帯発生に警戒

2021/05/19 17:11 ウェザーニュース

明日20日(木)は梅雨前線の活動が活発化し、西日本から東日本の太平洋側を中心に局地的に激しい雨が降ります。
線状降水帯発生のリスクもあり、大雨のおそれがありますので、道路冠水、低地の浸水、河川増水・氾濫、土砂災害に警戒してください。

九州は線状降水帯発生のおそれ

今日19日(水)は西日本周辺で梅雨前線の活動が弱まって晴れ間が出ていますが、明日20日(木)は西から前線が北上して、活動が活発化します。このため、明日は九州から雨が降り出し、雨の範囲は次第に東に拡大する見込みで、夕方から夜には北陸や関東でも雨となります。

前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込んで、九州南部や東シナ海側では雷を伴った非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に100mm近い猛烈な雨の降る可能性があります。
明日午後から明後日21日(金)明け方は、暖かく湿った空気が流れ込み続けて線状降水帯発生のリスクがあり、記録的な大雨になるおそれがあります。
集中豪雨をもたらす線状降水帯とは?

21日(金)は東日本でも大雨

予想積算降水量(20日朝〜22日昼)
明日の夕方以降は東海や甲信でも激しい雨が降り、明後日21日(金)にかけては関東甲信でも局地的に強い雨が降ります。特に四国太平洋側、近畿南部、東海、甲信は山沿いを中心に警報級の大雨となり、京阪神でも短時間ながらも激しい雨の降る可能性があります。

22日(土)朝までには雨が止む見込みですが、総雨量は九州南部、四国太平洋側、東海の多い所で200-250mm、九州北部、近畿南部、甲信で150-200mmに達する見込みです。

土砂災害などに警戒を

西日本や東海は平年より大幅に早い梅雨入りをした上、先日九州では梅雨入りしてすぐに大雨が降りました。このエリアでは地盤が緩んでいる所があると考えられます。

さらに明日から明後日は再び大雨となるため、道路冠水や低い土地への浸水、河川の増水・氾濫、土砂災害などには厳重に警戒してください。落雷や突風にも注意が必要です。

また、沿岸部を中心に風も強く吹き、鉄道の遅延など交通機関への影響も考えられます。

できるだけ外出は控え、どうしても外出する必要のある方は時間に余裕を持って行動するようにしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
たぬちょこさん