火山活動は低下し、噴火の可能性が低くなる
新燃岳では火口直下を震源とする火山性地震が2019年11月17日頃から増加し、その後、増減を繰り返していましたが、今年2020年10月中旬以降は地震活動が低下傾向にあります。
気象台が山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が、4月9日に100t、23日に500tと増加。それ以降は概ね100t前後で推移しています。
新燃岳火口西側斜面の割れ目では、2月13日以降噴気が確認され、3月上旬頃からは地熱域のわずかな拡大を確認していますが、それ以降は更なる噴気活動の活発化や地熱域の拡大は見られず、新燃岳近傍の傾斜計でも、山体膨張を示す変化は見られていません。
霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは2019年2月以降停滞しています。これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、気象台は今年1月2日に発表した噴火警報を解除し、噴火警戒レベルを1としました。
» 霧島山(新燃岳)の火山情報
気象台が山麓で実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が、4月9日に100t、23日に500tと増加。それ以降は概ね100t前後で推移しています。
新燃岳火口西側斜面の割れ目では、2月13日以降噴気が確認され、3月上旬頃からは地熱域のわずかな拡大を確認していますが、それ以降は更なる噴気活動の活発化や地熱域の拡大は見られず、新燃岳近傍の傾斜計でも、山体膨張を示す変化は見られていません。
霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは2019年2月以降停滞しています。これらのことから、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、気象台は今年1月2日に発表した噴火警報を解除し、噴火警戒レベルを1としました。
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