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【東日本】第2回花粉飛散傾向

2020.12.2発表

2020/12/02 11:56 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
関東北陸・甲信北部東海・甲信南部

■関東
飛散開始は2月上旬 飛散量は前年よりも増加

2021年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬の気温傾向は概ね平年並となる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。花粉の飛散開始時期も概ね平年並で2月上旬と予想しています。その後2月下旬〜3月下旬にスギ花粉、3月下旬〜4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

■飛散量予想
2021年シーズンの花粉飛散量は平年の50〜57%、2020年シーズンの119〜174%になる予想です。2020年より飛散量が増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。

     2020年比 平年比
茨城  136%    52%
栃木  174%    50%
群馬  150%    52%
埼玉  143%    57%
千葉  121%    56%
東京  120%    52%
神奈川 119%    55%

■北陸・甲信北部
飛散開始は2月下旬 飛散量は前年比で大幅増

2021年花粉の飛散ピーク予想
※甲信北部:長野県(北部)
■飛散開始時期
この冬の気温傾向は概ね平年並となる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。花粉の飛散開始時期も概ね平年並で2月下旬と予想しています。その後3月上旬〜下旬にスギ花粉、4月上旬〜下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

■飛散量予想
2021年シーズンの花粉飛散量は平年の50〜81%、2020年シーズンの191〜245%になる予想です。2020年より飛散量が大幅に増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。なお、北陸で春に飛散する花粉はスギがメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。


     2020年比 平年比
新潟  191%    72%
富山  209%    75%
石川  245%    81%
福井  214%    73%
長野  197%    50%

なお、北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

■東海・甲信南部
飛散開始は2月下旬 飛散量は前年比で大幅増

2021年花粉の飛散ピーク予想
※甲信南部:山梨県・長野県(中南部)
■飛散開始時期
この冬の気温傾向は概ね平年並となる見込みです。断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始めます。花粉の飛散開始時期も概ね平年並で、静岡県など早いエリアでは2月上旬、愛知県などでは2月中旬と予想しています。その後2月下旬〜3月下旬にスギ花粉、3月末頃〜4月下旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

■飛散量予想
2021年シーズンの花粉飛散量は平年の52〜88%、2020年シーズンの161〜262%になる予想です。2020年より飛散量が大幅に増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので、シッカリと対策を行ってください。


     2020年比 平年比
山梨  193%    52%
静岡  183%    84%
愛知  262%    82%
岐阜  258%    88%
三重  161%    83%

参考資料など

「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2011年〜2020年の10年間平均