台風22号は、海面水温が高い南シナ海を進むため、今後再び「強い」勢力に発達する見込みです。

このところ、南シナ海を西進する台風が続いていますが、この台風22号も西よりに進んで、週末にはベトナムに接近します。

ベトナムには今年(2020年)はすでに6個の台風が上陸していて、10月上旬からたびたび大雨に見舞われています。台風22号でも被害の拡大が懸念されます。

今年11月に発生した台風は、今回の22号で2つ目になります。11月の台風発生数の平年値は2.3個です。

一年間の台風発生数の平年値は25.6個ですので、まだ今年は平年より発生数がやや少ない状況です。今年は7月末までに発生した台風の数が2個と非常に少なかったことが影響していると考えられます。

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風22号の名前「ヴァムコー (Vamco）」はベトナムが提案した名称で、ベトナム南部の川の名前が由来とされています。
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